大学院に来て成長を実感していることの一つとして、キャパシティが増えたという事が言えます。
一人で同時にいくつものタスクをこなせる人、すごいですよね。僕の前の西川研究室のゼミ長はまさにいくつものタスクをずっと抱えている人(のイメージ)でした。でも、抜かりなく仕事をこなしていました。
自分の事に目を向けると、小さいころから一つの事しかできず、違うことをやりだしたらその前までやっていたことを忘れていました。大学院に入ってきてからも、西川先生に1つ質問すると10倍、20倍で返されるため僕の脳のキャパシティは話の半分程度でパンパンになっていました。
西川研究室に入ってから3か月程度で「このままではいけない」「自分から何かしよう」そう思って自分がやるべき活動を探したり、たくさん本を読んだりしました。
そうするうちに自分の基礎知識が増え、先生からの質問も自分の持っている知識と関連付けられるようになりました。そこで気付いた事は、入学当時の僕はキャパが狭かっただけでなく、知識量も少なく関連付けられる情報が無かったため、ムダに多くの情報をインプットする必要があったから先生の話を半分程度しか聞けなかったんだと今では振り返ることができます。
M2になり、ゼミ長になってからはゼミの事、研究の事、読書、採用試験の勉強等同時にいくつものことをできるようになりました。なったというか、やらざるを得なかったというか。
全体ゼミは一応僕が仕切って議事録を作って進行させるため、僕が内容を理解していなかったりぐずぐず進行させていたら会議がなかなか前に進みません。研究に関しても、研究デザインとかを任せてもらっていたため僕が主導で動くことが多かったです。採用試験の勉強は言うまでもなくマストでした。
そう考えると、いくつものタスクを意識してやっていたわけではなく、やらざるを得ない状況になっていたんだなと思いました。
そうやっていくうちに、僕のキャパシティを増やすことができました。
最初はできなくても、練習したり、自分がいる環境を変えることで段々とできるようになっていきます。要するに慣れなんですね。
こう考えると、ゼミ長をやったことは自分のスキルアップにつながっていたんだなと思いました。やってよかった。