勤務が始まるまで時間があるので、たくさんの本を読んでいます。今日は『「めんどくさい」がなくなる本』を読んで感じた事を書いていきます。
この本で特に印象的だったことは2点あります。
1.やる気を出す事、モチベーションを上げることは短期的であり、継続が難しい
やる気をだす、モチベーションを上げるっていいように聞こえるし、それができるようになればいろんなことができるようになると思われるかもしれませんが、やる気を出さないといけない状況でやる気を出すというのは、どこか自分で無理をしている状態であるという事になります。やる気を出すことに1度成功したとしても、次回またやる気を出してその活動を始めないといけないため、持続的な方法とは言えません。
そこで必要になるのがパッション(情熱)です。簡単に言うと、「楽しいと思えるような仕組みを作る」ことです。
僕は今ジムに通っているのですが、ジムまで行くのにもなかなかエネルギーがいります。エネルギーがいるという事は、ジムに行くことが僕にとって楽しい活動になっていなかったことを意味しています。
そこで僕は、ジムで走る時間だけプライムビデオを使ってもいいという自分ルールを課しました。現在は「炎炎ノ消防隊」というアニメを見ているのですが、それも上記の自分ルールがあるためジムに行かないと見ることができません。逆に言うと、ジムに行けば見ることができるんです。
結果、ほぼ毎日ジム通いを継続することができています。まぁ、勤務が始まってからはわかりませんが、、、。
2.人間は考えるという行動をすればするほどめんどくさくなる
行動しようと思ったけどいつの間にかめんどくさくなってしまっている・・・。そんなことはありませんか?人間は、考えるという事を始めてしまうとめんどくさくなってしまいます。
多くの人は、考えるのはいいことだとか、効率的に行動したいとか、選択肢を増やしておきたいといったような考えをされると思います。しかし、これらの思考はすべて考えるという行動を引き起こす要因になっています。すなわち「めんどくさい」を引き起こしやすい考え方だと言えます。
効率的に行動したい、という考え方の方も実は「めんどくさい」と感じやすくなってしまっています。効率的に行動するために、まず多くの情報を集めようとしてしまいます。それをどのように使えば効率的に動くことができるようになるのか、どうすれば最短でできるのか。そう考えているうちに「あぁ、めんどくさくなってきたからまた今度にしよう・・・」となってしまうそうです。
選択肢を増やしておきたいに関しては言うまでもありませんよね。ちなみに、選択肢が多ければ多いほど、何かを選択した時の満足度が低下してしまう「ジャム理論」というものがあるそうです。
ジャムを5種類だけ販売したお店と、ジャムを20種類販売したお店を用意し、それぞれ購入した人に向けて満足度を調べていくと、5種類だけのお店の方が満足度が高かったそうです。選択肢を増やしすぎることも、いいとは限らないんですね。
できるだけ考えないように行動する、という事がめんどくさいを引き起こさないコツみたいですね。人間が一番めんどくさい行動は、考えるという事です。
かといってなんでもかんでも考えずに行動していると、いつの間にか多くの仕事を引き受けてしまってキャパオーバーになってしまったり、いつの間にか意味のない事をしていたという事にもなりかねません。
この「めんどくさい」を引き起こさないコツと、エッセンシャル思考を両立することが一番効率よく行動するコツなのかもしれません。