昨日、「やりたいこと」についての記事を書きました。
その中で、すこしだけ「ジャム理論」についての話を出しました。
ジャム理論とは、選択肢が多ければ多いほど1つを選べない、また選んだときの充実度が減ってしまうという理論です。
あるスーパーで、24種類のジャムを試食に出したときと、6種類のジャムを試食したときの売り上げを比較した実験がありました。
話の流れでもうお気づきだと思いますが、よく売れたのは6種類のジャムを売った時でした。
なぜ改めてこんな話をしているかというと、そんなときにYouTuberマコなりさんの「今すぐ断捨離すべき不要なもの10選」という動画を見たからです。
まさに、昨日の記事につながる動画でした。
人は、人生で色んなものや経験を積み上げ、そしてそれを溜めておこうとします。
1年は365日、それを20年積み上げれば約7300日、つまり20歳になる頃には7300日分のものや経験を積み上げていることになります。
そして、多くの人は溜め込みます。
にもかかわらず、まだまだ自分探しをしに積み上げようとしている人がいる、やりたいことを探そうとしている、ものを増やそうとしている。
気持ちはわかるのですが、それだけ積み上げていれば、もう既に大切なものは自分の中にあるはずです。
それが見つからない原因としてあげられるのは、自分の中に色んなものがありすぎて大事なものがなかなか選べない、分からないということ。
ジャムの種類を増やし続けてしまったんですね。
まさに、教育なんかそうですよね。
生徒、保護者のためにあれもした方がいい、これもした方がいいと教員の仕事を増やし続けた結果
結局教員って教科を教えるのか、部活をするのか、生徒指導をすることなのか、地域を活性化させることなのかく分からなくなっています。
そんなときにすべきなのは、何かを増やそうとすることよりも、むしろ減らすことだと思います。
好きなことはなんなのか、得意なことはなんなのか、大切にしているものはなんなのか。
それらを精査して、絞ることで本当にやるべきことが見えてきます。
教最近やっと働き方改革って言葉が普及してきたお陰でましにはなってきてはいますが、教員という仕事もやることをもっと断捨離すべきだと思います。
もの、ことを積み上げすぎて散乱してしまっている人は、断捨離して自分の身の回りをまずは整理してみませんか?
そういえば、季節ごとに「この服どうおもう?」って聞いてくる奥さんに
「なんでそんな毎年服買うん?今あるやつで足りてるんちゃうん?」
というと
「毎年着たいものは変わるし、着なくなった服はユニクロにもってったり捨てたりしてるから別に増えてはないで」
って言われました。
こうして代謝が行われるのならいいのかもしれませんね。