明日の自分へ

高校教員です。朝か夕方に、ほぼ毎日なにか書きます。

結局「やりたいこと」って何?

 

最近、下記の本を読んでいます。


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世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方 人生のモヤモヤから解放される自己理解メソッド https://amzn.asia/d/5vz8CpU

 

 

「やりたいことが特にない」と言う生徒を多く見かけます。

 

 

僕自信も、現在の教員という仕事は楽しいなぁと感じつつ、なぜこの職に就きたいと思ったのかはよくわかっていません。

 

 

これから教員という仕事をやっていく上で必要になる本になる気がして、手に取りました。

 

 

僕も、今教員という仕事をしていますが、これが「お金のため」の仕事になってしまえば、結局仕事自体がストレスになり、そのストレスを発散するためにお金を使ってしまいます。

 

 

それでは本末転倒ですよね。

 

 

確かに、働く上でお金は大切ですが、それよりも少しでも「働いていて楽しい!」と思える仕事をしていないと疲れがたまってしまうだけですし、人生を充実させることができません。

 

 

そもそも、「やりたいこと」という言葉がふわっとしてしまっているので、そこを定義するところからこの本は始まります。

 

 

この、やりたいことを本書では

 

「好きなこと」×「得意なこと」=「やりたいこと」

 

だと定義しています。

 

 

例えば

 

「好きなこと」→ファッション

「得意なこと」→ものを作ること

「やりたいこと」→ファッション業界でものを作ることがしたい!

 

みたいな。

 

 

「好きなこと」とは、その名のとおり自分が情熱を注げる分野のこと、「得意なこと」と自然と人よりもできてやっていて苦にならないことのことだそうです。

 

 

 

この2つが掛け合わされると「やりたいこと」になります。

 

 

そして、この2つに「大事なこと」がさらに入ってくるとそれは「本当にやりたいこと」となるそうです。

 

 

「大事なこと」とは、なぜその仕事をしているのか?という価値観の部分です。

 

 

例えば、さっきの「ファッション業界でもの作りがしたい」に「色々な人に楽しくお出掛けをして欲しい」という大事なことが入ってくると

 

「ファッション業界でもの作りをして、色々な人が楽しくお出掛けをするお手伝いをしたい」

 

という「本当にやりたいこと」が生まれます。

 

 

自分が「本当にやりたいこと」を見つけるためにも、まずはこの「好きなこと」「得意なこと」「大事なこと」の3つをそれぞれ整理するところから始めたいですね。

 

 

また、やりたいことは色々なことを経験して探すのではなく、自分の内側に既にあることが多いそうです。

 

 

色々経験することは自分の選択肢を増やすためには有効かもしれませんが、選択肢が増えれば増えるほど人は選択をしにくくなり、さらに選択した道に満足しづらくなる傾向があるそうです。

 

 

「ジャム理論」というそうです。

 

 

他にも、「本当にやりたいこと」を見つけるために大切なことや、そのメソッドが書かれているいい本でした。