昨日、用があって大学に行って、そのついでにゼミの後輩としゃべっていたら、西川先生が顔を出されました。
近所のBOOK・OFFでお会いしたりすることはありましたが、お話をしたのは久しぶりだったなと思います。
僕が受けていた私立が不採用で、結局進路がとりあえずは神戸の講師に決めたこと、来年度は私立と神戸の効率を受けて、両方受かったら私立に使用かなと考えている事を話すと、西川線背はその選択肢に警鐘を鳴らすかの如く、僕に助言をしました。
西川先生がおっしゃりたかったのは結局、まずは採用されないといけないということと、自分の将来の幸せを考えて行動しろよということだと捉えました。
私立は給料形態を公立に倣っているとはいえ、上げ止まりがあったり不安定だったりします。
その一方で公立の教員はずっと平教員だったとしても多少は給与が伸びていきます教頭・校長とキャリアを上げていかないと、給与の上がり幅は小さくはなっていきますが。
自分の将来を長期的に考えると、教員という選択肢はある程度の給与は保証されている。
私立という危ない橋を渡るよりも、自分の生活を安定させたうえで、その中できることをやった方がいいんじゃないかという事だったのかなと思いました。
公立の学校の中で自分が思っていることがなかなかできなかったり、自分が本当に納得できるような進路や教育を子どもにできていない事も話をしました。
すると西川先生は
「信頼されている教員は何をしても許される」
とおっしゃっていました。
分かってはいたんですが、やっぱりそういうことなんだなと再認識しました。
信頼されるためには2つの要素が必要です。
1つめは、普段から他の先生に尽くしているか。
つまり人間性です。
挨拶をがちゃんとできているか、失敗したら謝れているか、余裕があるときは手伝ったりしているか。
そうやって、人間的な信頼関係ができていれば、多少の事をやっても許されるそうです。
そしてもう一つは、結果を出すこと。
学校における結果は要素が多いのですが、成績を上げられているか、生徒指導が上手くいっているか、地域の研究会で発表するぐらいの授業をしているか。
そういった所で結果を出している先生は、信頼されます。
この人間性と結果が合わさることで、教師として信頼されるのだと思います。
教師として信頼されたうえで、『学び合い』をはじめ子どもの将来のためになる教育をする。
そこから大事なのは、人を巻き込んでいくということ。
学校の中、地域、ネット上で、自分の考え方に引っ掛かった人を仲間にしていくこと。
そうやって学校、地域で仲間を増やして、教育の流れを変えていく。
それが日本の教育を変える方法なのかなって。
もう一度再確認することができました。