人から評価されること・することについて

先日、協働と競争についての記事を書きました。

 

競争と協働の違いは、目標とするものが全員達成できるか否かの違いで、できるなら協働、できないなら競争です。

 

競争の社会では全員が勝ち残ることができません。

 

競争の原理から抜け出すには個人として評価するのではなく、集団として評価することが大切だと思います。

 

って感じの内容だったと思います。

 

 

でも、やっぱり個人として評価されることって嬉しいんですよね。

 

「褒められてうごくというのは、人に支配されているという事です」と言ったことも書きましたが、褒められることもやっぱり嬉しいんですよね。

 

人より優れているというのも、やはり嬉しいです。

 

その中で、いかに全員が幸せになれるような褒め方や評価の仕方ができるかというのが教師としては非常に重要なことだと思います。

 

 

個人として評価する方法としては、他と比べないという事が一番重要かなと思います。

 

要するに、全員を同じ物差しで測らないということです。

 

学校の評価はテストの点数や通知簿の評価など、どうしても1元的な評価になってしまうものが多いです。

 

しかし、子どもには一人一人いいところがありますし、そもそも人間というのは

 

「みんなちがってみんないい」

 

という言葉もある通り、それぞれに個性というものがあります。

 

それを1元的に他と比べてほめてしまう事ってあまりよくないんじゃないかと思っています。

 

 

そうではなく、その子自身がどれだけ成長したとか、その子にはこんな個性あるとかというように、褒めるならば他と比べるのではなく「その子らしさ」を褒めるべきではないかと思います。

 

そう考えると、道徳の評価については数値ではなく文字での評価になるので、その子らしさを褒められるようになりますよね。

 

それは誰と比べているとかではないので、競争も起きず、かつ全員にできることなのでいいことですよね!

 

それを先生1人が全員分しないといけないという現状はどうかとおもいますが、、、

 

また、〇〇君よりと言わずとも、褒められる回数や褒められ度で競ってしまう子どもがいることも容易に予想できてしまいます。

 

全員が幸せになれる評価の仕方って難しいですよね、、、

 

 

 

評価について、上越教育大学の水落先生が西川先生のゼミ生だった時に「評価とは何でしょうか?」というご質問をされたそうです。

 

その時の西川先生の回答は「見る事」だったそうです。

 

そのときの理由がちょっと思い出せないので、今度また聞いてみようかな、、、

 

「見るだけでいいの?」と思うかもしれませんが、実際に見られているものっていいものであることが多いと思います。

 

Youtubeの視聴回数とか、Facebookの「いいね!」とか、このはてなブログであればはてなスターがそれに該当するでしょうか。

 

いいものって人々の共感を得られて、結果たくさんの人に見られます。

 

授業中に先生が子どもを見るという事に関しても、先生は無意識のうちにいいものを見る時と、良くないものを見る時では顔や雰囲気が明らかに変わると思います。

 

それだけで評価になっているのかなと思います。

 

 

その時に個人個人を見ていると、どうしても個人レベルでいいものを作っている子やなんなら自分と気の合う子を多く見てしまうと思います。

 

そこで大事なのは、個人を見ることではなく、集団を見る事だと思います。

 

西川先生の書籍の『子どもたちのことが奥の奥までわかる見取り入門』では、人間は”関係の生物”であることを述べ、「クラスという集団での振る舞いは・・・そのクラスで何を良しとして,何を駄目としているかと言う集団のルールというか価値観が、一人一人の子どもの行動を決めているんだよ」と書いてあります。

 

先生が集団に対しての思い(『学び合い』でいう一人も見捨てないとか、学校観とか子ども観とかっていうどういうクラスになってほしいかと言うビジョン)を集団に粘り強く語り続ければ、おのずと一人ひとりもそうなってくると思います。

 

そもそも、30人、40人クラスを先生1人で見とることなんて不可能です。

 

 上記のことを語って、あとは子どもがお互いの個性を認め合えるような環境を作ることが出来れば、優れているとか劣っているではなくて、お互いを尊敬し合えるようなクラスづくりができるのではないでしょうか?

 

 

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