4月からに向けて何をすればいいのだろう・・・と考えていると、評価の事が少し不安だったので、西川先生が書かれているアクティブラーニングについての本を読みました。
来年度からは中学校の学習指導要領が完全実施になり、評価の観点も4観点から3観点になります。ついに、アクティブ・ラーニング型授業の評価が完全実施になるという事です。来年度が初任である僕はそもそもの評価をしたことが無いのでその時点で不安はあるのですが、特に「学びに向かう力」の評価がイメージし辛い。
そこで、この本を読んでみました。
結論から言うと、
・知識、技能の評価の仕方は今までと同じ(テストを用いた評価)でいい
・学びに向かう力などは、子どもが書いた振り返りシートを積極的に活用すればいい
という事でした。
アクティブラーニング型授業になったとはいえ、今まで教えることになっていた知識や技能が大きく変わるわけではありません。だから、そのあたりは今までの評価の方法とあまり変える必要はないという事が書いてありました。
新学習指導要領に対応した評価をしなければいけないと考えていた僕にとっては、肩の力がすっと抜けるような情報を得ることができたことは非常に大きいです。
学びに向かう力についての評価ですが、そもそも子どもの学びに向かう力なんていうのは目に見えるものではありませんし、具体的に測るための指標があるわけではありません。だから、手を挙げた回数とかそういったもので評価しがちです。
一方、本の中で書かれていた実践では子どもたちに評価基準を作らせていたのですが、その評価というのは非常に妥当なものであったそうです。自ら書く振り返りシートも、子どもたち同士で見合えるような仕組みを作れば妥当なものになるそうです。教師を欺くことはできても、クラスメイトを欺くことができないことを子どもたちは知っているからです。
とはいっても、なかなか子どもたち同士で振り返りシートを見せあう事はできないかもしれないです。しかし、振り返りシートを参考にしながら評価をつけることは可能だと思います。
評価についての不安を払しょくするために一番効果的なのは、同じ職場の先生方に聞くことだと思います。自分で本を読んだりして勉強することはもちろんですが、まず1年目は要領が分かっていない状態ですので、職場の先生方をたくさん頼って乗り切ろうと思います。