時間以外の視点での働き方改革

上越教育大学教職大学院で、フォローアップセミナーというものがありました。

 

修了された先輩方が返ってきて、現場で大学院の学びをどう活かしているかなどの発表があったり、実際にその方とフリートークをしたりという会です。

 

この会の目的としては

 

  1. 本学教職大学院修了生(以下,旧専攻)に対する教育効果(学修成果)の検証並 びに教育現場での新たな課題に対する協働研究を継続的に行い,本学教職大学院 の教育の質の向上を図るとともに,関係機関との連携等における修了生への支援 のあり方を探る。
  2. 教育現場が直面する具体的な課題および成果について,修了生・卒業生・在学生・教員が相互に情報交換を行い,これまでの教育と学修の振り返り,これからの課 題に対する新たな視点を獲得し合う。また、修了生・卒業生・在学生の学びの益々 の充実を図ると共に,教育現場,教職大学院を取り巻く動向やこれからの方向性 などに関する最新の情報を交換する。 

 

と言うように書かれていますが、要は在学中も修了してからも、お互いに交流して学びを止めないようにしていきましょう、といった感じでしょうか?

 

 

 

 

3つの発表、そしてたくさんの質問やお話をさせていただきましたか、特に心に残っているのは”対話”の大切さです。

 

特に、教員同士の対話です。

 

現場では、教員同士が対話をする機会がかなり少ないそうです。

 

その理由として、大きくは

 

 1.対話をする余裕がない

 2.年齢構造が若手とベテランで2極化しており、間をつなぐ人がいない

 3.2により、ベテランが教え、若手が聞くという構造が出来上がってしまっている

 

の3つが考えられました。

 

余裕と言うのは精神的にも、時間的にもですね。

 

精神的に余裕がないからこそ誰かに話をした方がすっきりするのですが、ある方が「真面目な若手」とおっしゃっていたように、一人で何とかしないと、、、と思う方もたくさんいらっしゃるようです。

 

2については、自分がこの大学院に入ってきた時に「若手を飲みに誘うと、来ないといけないみたいな雰囲気になるのが申し訳ない」とおっしゃっていた方もいるように、なかなか年齢の垣根を越えるのは難しいようです。

 

そこで大切なのは、若手から質問しに行くことなんだそうです。

 

しかし、若手から聞きに行くともう一つ問題があり「先輩は若手を指導しないといけない」という呪縛に陥ってしまうことが多いそうです。

 

そうなってしまえばそれはもはや対話ではなくただの一方通行の言葉です。

 

でも、自分でそうなってしまっていることって結構気付かなかったりするんですよね。

 

自分もあっと思う事があります、、、。

 

異学年『学び合い』の研究で、2学年構想の場では「上が下を教える」という構造になってしまうのが、3学年以上になると、「上は下を見守る」と言う構造になるそうです。

 

そういった意味で、ミドルリーダー的な人は重要になってくるのですが、年齢構造上そういった方が少ないのは仕方ありません。

 

じゃあどうすればいいのか。

 

これを知った自分たちがミドルリーダーになればいいんだと自分は感じました。

 

 

ある方は「働き方改革は”時間”に焦点を当てがちだが、”楽しい職場”という視点で考えてみてもいいんじゃないか」とおっしゃっていました。

 

このブログでは、心理的安全性とかトランザクティブ・メモリーとかそういった言葉をたびたび使っていますが、職場で自分らしくいれる、そして心理的に安心できるような職場はずっといても楽しいと感じるのではないでしょうか?

 

そのために必要なのが対話です。

 

なんならただのおしゃべりでも構いません。

 

自分が何を発信してもバカにされない、何にチャレンジしても応援してもらえるというような職場のほうが働きやすいに決まってますし、結果もると思いませんか?

 

そしてそんな雰囲気の職場から生み出された教育で子どもに活動してもらいたいと思いませんか?

 

 

 

あんまり「学校経営」ということについて興味がなかった自分でしたが、職場環境の改善は子どもにも必ず影響を与えるという事を受けて、連携協力校でもこのような視点も持って活動できればと思いました。