今朝、テレビで「スノーバンク」についての特集をやっていました。プロのスノーボーダーの方が献血や骨髄ドナーの募集をするイベントです。
という関わりがなさそうな組み合わせですが、このイベントを企画している荒井daze善正さんは、だからこそ意味があるといいます。
街中の献血ルームの近くで、O型はかなり少ないですよとかそういうことが書かれた看板を持ちながら献血を呼び掛けているのをよく見ますよね。
もちろん、そういった活動は大事なのですが、僕らからしたらもうそれは見慣れた光景。その活動によって、新規に献血に行く人はかなり少ないと思います。
そこで荒井さんは、献血や骨髄ドナーとは距離が遠そうなスノーボードや音楽フェスの中で募集をかけているそうです。こういった活動の中で、実際に献血やドナー登録をする新規の若者もたくさんいるそうで、実績も出てきています。
僕らが教育の中でなにかを広げようもんなら、例えば『学び合い』を広げたいのであれば、『学び合い』界隈の外で活動をする必要があるんだなと。
まぁその勇気を持つのがなかなか至難な所なんですけどね。
そういえば大学院の先生が、「論文を書くときは、教育関係の本棚と関係ない所の本棚からテーマを選んでいた」って話をしていたなぁ。
新しいことって、ゼロから生み出すことだけじゃなくて、新しい“組み合わせ”を考えることなんだなと改めて思いました。