みなさん、机間指導で生徒の何を見ていますか?
『学び合い』をしていれば授業のほとんどが机間指導ということになると思います。
もちろん、生徒の学習が進んでいるかどうかとか、生徒がちゃんと活動してるかとか、クラスとしていい活動ができているかとか、そういったことを見ていると思います。
その目的に応じて、見るところが変わってくると思うんですよね。
例えば、学習が進んでいるかとか理解しているかを見ようと思えば、生徒が取り組んでいるノートだったりプリントだったりを見るし
ちゃんと活動しているかを見るならば、手元が動いているかとか、生徒の目線、会話の内容を聞いたりもします。
クラスとしての雰囲気を見るのならば、教室の端っこからぼーっと全体を眺めます。
僕ら教員は、彼らを評価しなければいけないので、一人ひとりの活動の様子を見るわけですが
目的に応じてノートをみたり、手元や表情をみたり、時には全体を見渡したりする必要があるわけです。
僕がよく行うのは、彼らの目線や表情を見ること、会話の内容を聞くこと、そしてぼーっと全体を眺めることです。
内容の理解の度合いを見ることも必要なんですが、正直それがわかったからといて全員に僕が時間を割くことはできません。
そこは彼らの活動を信じるしかないです。
それよりも、僕らがすべきことは、彼らの活動が円滑に進むように集団を育てていくこと。
集団が育てば、自然と一人ひとりの活動もよくなってきます。
彼らという集団を見て、僕が感じたことを語り、集団を育てていく。
そのために、僕は内容の習熟度よりも活動の様子を見ています。
みなさんは、生徒の何を見ていますか?