僕と奧さん、2人とも教員で、もうすぐ小学生になる親戚もいるということもあり、親戚が集まる時は教育の話になることが多いです。
その時によく感じるのが、教育に関しては教員でない人がもの申すことが多いということです。あの先生はあぁだとか、学校ではもっとこうするべきだとか。
教員の方が教育のことはわかってるし、プロであるにもかかわらずなぜ教育はそんなに外から意見されることが多いのでしょうか?
それは、教育は「全員が通ってきている道だから」だと思います。
医療現場だったら、薬の作り方とか法律とか治療の方法とか、みんな知らないから「お医者さんお願い!」としかならないし、そもそも医療では治療の施し方も患者への説明も、経験より科学的な根拠によるものが多いです。
もちろん、「いままで○人見てきましたが、、、」的な説明も交えることもあると思いますが、話の前提は必ずエビデンスによるものだと思います。
それが教育では、エビデンスによる説明がほとんどないのはもちろん、実際の現場でもエビデンスよりも経験則をベースで教育されていることがほとんどです。あったとしても、エビデンスというよりもデータによるものでしょう。
なかなか教育をエビデンスで示すことは難しいですが、卒業した生徒の年収とか、非社会的行動率とか、多少生々しい数字でもそういったことを示して、その根拠をもとに教育や保護者への説明をしていかないと教員の立場はどんどん弱くなっていってしまう一方じゃないかなぁと思います。
もっともっと教育はエビデンスベースになってほしい。