明日の自分へ

高校教員です。朝か夕方に、ほぼ毎日なにか書きます。

「やればできる」の危険性

「やればできる」

 

って言葉、危険ですよって聞いたことがあります。

 

 

よく「やればできるんやからがんばれ!」と、学校現場では耳にする言葉やと思います。

 

 

子どものやる気を引き出しそうな言葉ではありそうですが

 

そもそも人が何かに挑戦しないというのは

 

「やればできるかも」という状態を維持したいってことで

 

もしやってできなかったらその時は自己肯定感を著しく下げてしまうことになります。

 

 

誰しもそんなことにはなりたくないし、だからこそ「やればできるかも」という状態を維持するために、人は挑戦することをためらいます。

 

 

しかし、それは「できない」ことや「失敗する」ということに関してネガティブな印象があることがそもそもの原因。

 

 

失敗は成功するために必要な過程やのに、そもそも失敗することが怖いから挑戦することをやめ、その先の成功を手に入れることができない。

 

 

このことを踏まえて、「やればできるんやから!」という、成功を前提とする言葉を使うのは慎重にして

 

むしろ「どんどん失敗していこうぜ!」的な声掛けを彼らにしていけるといいなと思います。