わりと生徒との距離は近い方だと思っています。
そんな僕は、生徒からの悩みを聞くことが多いです。
そうやって話してくる悩みの8割は人間関係の悩みです。
アドラー心理学で、「人間の悩みは全て人間関係に関するものである」みたいなことが書かれてあるのですが、
こうして教員をしながら彼らの悩みに向き合っていると、その考え方もあながち間違っていないんだなぁと感じます。
彼らの人間関係の話を聞いていると、わりと最近の子(特に女子)は、人間関係が「狭く深く」であることが多いです。
何人か、親友と呼べる子がいるけど、他の子は「知り合い」程度。
彼らの人間関係が固定化するのはここが原因なんだなぁと感じます。
近くに親友と呼ぶことができる存在がいるのは非常にいいことだと思いますが
彼らが今後仕事をしていこうと思うと、彼らに必要なのは「狭く深く」の関係よりも、「浅く広く」人間関係を構築できるかが大切になってきます。
自分がどんな集団に属して仕事をするかなんてのは働いてからしか分からないわけで
働き出してしまったらその集団でうまいことやっていくしかないんですから。
いろんな悩みを聞きますが、そんな人間関係の悩みをうまいこと乗り越えることこそが、彼らの「生きる力」に繋がってるんじゃないかと感じる日々。
頑張れ高校生。