授業をする上で大切にしないといけないことの一つとして、その授業で生徒が結果を出せるのかということがあげられると思います。
どんな授業であれ、まず生徒がテストで点数が取れる授業をしているかと言うところは言うまでもなく大切です。
最近、彼らの授業中の様子を見ていると、点数が取れそうな活動がなかなかできていません。
もちろん、ちゃんとやってる人はやってるんですが
「やってるひとはやってる」
という状態で、やってない人はやってません。
彼らが、数学という教科ができるようになることのメリットとか、意味を感じていないように思います。
確かに、高次方程式とか、剰余の定理とか、平方完成とかできたところで将来なんの役に立つのかといわれると、別に役に立つ場面はなかなかありません。
指導要領的には、「数学的論拠に基づいて判断する力を養う」的なことが書いてあるのですが、そんなこと彼らに言っても納得するイメージはもちろん湧きません。
結果を出すために必要なのは、何をどう教えるかよりも、学ぶ側がいかに意欲を出すかぎ大切だと思ってるのですが
彼らにどうやって意欲をもってもらえばいいのだろうかと悩んでいます。
そのヒントの一つとして、ある日彼女らの中で「分かるようになると楽しいな」と、その日の課題に取り組む生徒の姿を見ました。
彼女のその「楽しい」というのが間違いなく意欲の一つになると思うのですが
そこにたどり着くのもなかなか難しいです。
なんせ、GIGAが始まって数学よりも魅力的なものが目の前にある状態の授業ですし
そもそもiPadが無くても、「数学やるより友達と一緒に喋ってる方が楽しいし」と、考える生徒がいるのはやむを得ないでしょう。
この「友達と一緒に」というところがキーになると思うのですが、、、
まだまだ色んなことを考えながら、試しながらの授業が続きそうです。