自分が働くべき場所は本当にここなのか
ということは、たまーに考えます。
自分は、人が集まることによって楽しめる場を提供したいとか
大人になって社会で通用するような生徒を育てたいとか
卒業してからも支え合っていけるような友達をかれらにつくってほしいとか
そんな思いで教員をしています。
教員という仕事は、それらを実現できる職だと僕は考えていますが、
一方で
なんでそのために数学を教えてるんやろうかとか
なんでこんなことで注意せなあかんのやろうかとか
教員という職について疑問を抱くことも少なくありません。
もちろん、生徒も同僚もみんないい人で環境は満足してるのですが
そもそも教員が彼らに施していることは本当に間違ってないのだろうかと常に考えています。
まぁでもやっぱいちばんそうやって思うのは、授業をやってるときですよね。
授業がメインの仕事ではあるのですが、
商業科高校では数学はもはや副教科であって
彼らも数学という教科そのものに対してのモチベーションはそもそも高くはありません。
中にはタブレットをいじって遊んでいる生徒もいます。
僕は、それはそれで彼らが選んだ道であって、それでテストで点を取れないのも彼らであって
その彼らが損するのは目に見えてるので別になんでもいいのですが
それでも彼らを注意しなくてはいけないし
彼らはきっとそこまでは考えてないんだとは思うんですが、数学の授業をちゃんと受けることにそもそもメリットは感じていない。
授業の中で、主体的に学習をする力や、分からないところを人に手伝ってもらってできるようにする力とか
大人になってからも必ず必要な力を身に付けてもらえるような授業はしているつもりですが
それでも、自分がやっていることが本当に間違っていないのだろうか、自分の仕事はこれでいいのだろうかと考えています。
もっと、彼らのためになるような教育がしたいな。