明日の自分へ

高校教員です。朝か夕方に、ほぼ毎日なにか書きます。

個人を変えるには集団を変えるしかない

もうすぐ、学年全員が取得を目指している検定があります。

 

 

その検定の合格に向けて毎日補習が行われているのですが

 

その補習はサバイバル方式。

 

 

毎朝テスト方式で行われていて、検定合格ラインの点数を取らないと抜けられないというシステムでおこなっています。

 

 

もちろん、すぐに抜けられる子もいるし、なかなか抜けられない子もいる。

 

 

なかなか抜けられない子の中には、頑張ってるけど点を取れない子もいれば、やる気すらない子もいる。

 

 

もちろん、いくら頑張っても結果がでなければ一緒なのですが

 

明らかにやる気も無い生徒に対して僕らができることってのは本当になにもなく

 

残念ながら教員がその子たちのやる気を出させることはできません。

 

 

朝の補習も、検定のためというよりは、来ないといけないから来ているだけ。

 

 

結局大事なのは、本人が「検定に受かりたい」と思えるかどうか、その上で「このままじゃ受からないかもしれない」という危機感を持てているかどうか。

 

 

それがなければ、いくら優秀な先生でもその子を合格させることはできないと思います。

 

 

でも、さっきも言いましたが教員は生徒の中にその感情を生み出させることはできない。

 

 

方法があるとすれば、クラスとか学年とかのほとんどの人が合格してるのに、

 

自分だけ合格できていないという状況を作ること。

 

 

やっぱり結局本人へのアプローチではなく、集団にアプローチすることが大事なんだなぁと思いました。