明日の自分へ

高校教員です。朝か夕方に、ほぼ毎日なにか書きます。

教える側のメリットとは

『学び合い』や部活動をやっていて、集団が伸びるために大切なことの一つに

 

できる人が他の人に教えてあげられるかどうか

 

ということだと思います。

 

 

しかし、誰かに教えることってめんどくさいイメージもありますし

 

自分が成長するためには誰かに教えるよりも

 

自分自身が練習、勉強したいと思うのも普通のことだと思います。

 

 

だから、彼らにとって

 

自分が練習すること>誰かに教えること

 

という構図ができてしまうのも自然な流れですよね。

 

 

しかし、『学び合い』をはじめ、集団の成長を促すためにはそういったできる人による他の人への教授は不可欠だと思います。

 

 

そのためには、彼らが誰かに教えることが自分にとってメリットがあることだと理解する必要があります。 

 

 

誰かに教えることの効果については、以下の論文をはじめ、いろんな研究があります。

https://www.jstage.jst.go.jp/article/cjpt/2015/0/2015_0415/_article/-char/ja/

 

 

しかし、研究の結果と彼らが理解できるかどうかとういことはまた別物で

 

彼らがメリットを感じるには、教えたことによる自分へのメリットを実感する必要があります。

 

 

テニスでは、団体戦というものがあって、団体戦に勝つためには自分だけが上手くなってもダメなので

 

自然と他の部員に上手くなってもらおうと教えることにメリットを感じることができます。

 

 

これが授業となるとなかなか難しくて

 

それでも教えてあげる子もちらほらいます。

 

 

そんな子たちの聞いてまとめてみるのも面白いなぁなんて思ってみたり。