新型コロナウイルスの自宅療養者が増えているというニュースを見ました。
特に大変なのは、認知症等がある高齢の一人暮らしの方の療養です。
医師は、自宅に経過観察や治療に行きますが、自分が病気にかかっていることを忘れてしまったり、そもそも自分が病気だということを認識できていないこともあります。
また、自分の状態を正確に医師に伝えられているかどうかというところも微妙だそうです。
このニュースを見て、やはり一人で生きていくのってなかなか厳しいんだなって感じました。
もし、この方に誰か見てくれる人がいたとしたら、いつも一緒にいてこの方の体調が悪いということが判断できる人であれば、代わりに医師に伝える事だってできるかもしれません。
もちろん、できるのであれば自分の状態とか意思を自分で相手に伝えることができることがベストです。
自分が困った状態になってしまったのだとしたら、自分でだれかにSOSを出せる状態になることがベストだと思います。
しかし、元気なうちはできていても、多くの人はいつかそれができなくなってしまいます。
五体満足の状態で、ただ寿命がきたからと老衰で死ぬことができる人もなかなかいません。
じゃあ、誰が見てくれるのか?
まずは家族や親戚ですよね。
自分の奥さんや子どもに普段から愛情を注ぎ、関係を作っておくことができればそういった状態になった時にきっと今度は相手が自分に尽くしてくれると思います。
奥さんや子どもがいない方もいらっしゃるかもしれませんが、そういった方も兄弟や親戚などそういった繋がりを大切にすることが大切だと思います。
また、友達というのもあるかもしれません。
家族や親戚以外の人が介護というのも聞いたことがありませんが、なかなか家族に頼ること
ができない場合もあるかもしれません。
これは、障がいがある方にも言えることだと思います。
特別支援学校に通う人は、普段の生活の支援を学校の先生や支援員さんに一生懸命やっていただけます。
就職の支援にしても、学校の先生がその仲立ちをしてくれます。
しかし、大事なのはやはり就職した後の事で、ままで一生懸命支援してくれた先生はもちろん就職先にはついてくることはできません。
今までやってもらっていた支援がいきなり無くなるわけです。
就労支援事業所の方も多少は支援してくれると思いますが、学校に通ってた頃のようにはいきません。
そこで、自分の苦手な事を事業所の方に伝えたり、挨拶ができたりといった最低限の事ができなければ事業所でも生きづらくなってしまいます。
つまり、そこで大切なのも、人とちゃんとコミュニケーションが取れる事なんですよね。
もちろん、さっき言った通り社会的に自立した後、また老後に困らないように自分の周りに仲間を作っておくことは必要不可欠と言えると思います。
結局大切なのは、周りの人とコミュニケーションを取るスキルを身に付けておくこと、普段からしっかりと周りの人と関係を作っておくことですね。