多様な視点を一人で持つことは難しい

先日、西川ゼミの動画を見ると、「多様な視点の持ち方とその視点とは?」という質問がされていました。



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西川先生の結論は「多様な視点を持つことなんてできない」とした上で、その解決策は「多様な視点を持つ人と繋がればいい」ということでした。






人間は、全員が色眼鏡をかけて世界を見ています。



つまり、自分の考え方の中でしか物事を考える事しかできません。



でも、その色眼鏡を外して世界を見る事って簡単な事じゃないし、そもそもその色眼鏡に自分で気付くことだって難しいんです。




僕は「『学び合い』がいい」と思って『学び合い』を実践していますが、だからこそ『学び合い』の欠点とか落とし穴とかを見つけることができません。



「『学び合い』っていいよね」という色眼鏡をかけているんですから。




しかし、それをみた別の『学び合い』を知らない方は僕の授業に対しての欠点をすぐに見つけることができると思います。





多様な視点って、そういった自分と違う視点を持っている人と繋がる事によって初めて持てるものだと思います。




そもそも、多様な視点って世界を見ているのは自分なんですから自分の視点しか持つことはできません。



「相手の気持ちになって・・・」というのも、相手の気持ちを想像して考え方を構築しているんですからその相手の気持ちも結局は自分の視点なんです。





だから、本当に必要なのは、多様な視点を持つことではなくて、多様な視点を持った人と多く繋がったり関わったりすることだと思います。



そういった人と話をすることによって初めて、「あ、そんな考え方もあるんだ」と気付く可能性が出てくると思います。



話をしても、「いや、そんなことない!」とその考え方を論破してしまうだけでは視点は広がりませんのであくまで“可能性が出てくる”なんですが。



その相手の考え方を「あ、そんな考え方もあるんだ」とか「その考え方いいからそっちの考え方にしよう」とか、相手の考えをどのぐらい取り入れるかも結局は自分で決めています。





“多様な見方・考え方”という言葉が教育ではよく聞かれるようになりましたが、視点を多様にするための方法としてもっともっと他者と対話することを教育で取り入れるべきだと僕は思います。



その中で、相手の話をどうやって聞けばいいか、自分の話をどうやってすればいいか、相手の意見をどうやって取り入れればいいのかなど、人との関わり方を身に付けていく。



そうすれば、多様な視点を身に付ける方法を覚え、結果本人の視点が広がっているのではないでしょうか?




僕自身も、結構自分の意見に対して頑固になりがちで、相手の話を一蹴してしまう事が多いなと感じる事がありますので、まずは一回相手の意見を取り入れることを意識しながら活動していこうかなと思います。