明日の自分へ

高校教員です。朝か夕方に、ほぼ毎日なにか書きます。

年度始めの担任裁量のホームルーム

今日は担任裁量のホームルームがありました。

 

 

年度始め、なかなかクラスに馴染めない生徒もいる中、なにをしようか、、、と考えたのですが、大学院の時の授業で、協同的でみんなで楽しめる授業を1時間分作ってくださいというのがあって、その資料がパソコンの中に残っていたので、それをしてみました。

 

 

それがなかなか盛り上がらず、、、

 

 

理由としては、そもそもの生徒のモチベーションでした。

 

 

担任裁量なので正直なんでもできる時間ではあったので、例えばグラウンドでドッチボールをするとか、そういった体を動かした活動ができなくもありませんでした。

 

 

教室での活動になったときにはブーイングの声も少なくありませんでした。

 

 

ただ、僕としてはまず「教室」という場所の大切さを知ってほしかったし、僕とクラスの信頼関係もまだまだ結べていなかったので、グラウンドでという活動は避けました。

 

 

そんな中での教室での活動だったので、活動しながら「外に行きたかった」とぼやく生徒もちらほら、なかなか活動に集中できていませんでした。

 

 

彼らには最後は、教室の大切さを知ってほしかった、クラスで協力して安心できるクラスを作ってほしいということを伝えたかったと、僕の思いを伝えました。

 

 

そんな言葉も手応えは感じられませんでしたが、きっと届く人には届いたはず。

 

 

今日1日で僕の思いが浸透するとも思っていないので、毎日の朝、帰りのホームルームでも繰り返し思いを伝えながら、ちょっとずつ分かってもらえればいいかなと思います。

 

 

なんだか今日はうまく行きませんでしたが、まだまだ始まったばかり。明日からも頑張ろう。、

彼女らの世界に教員は存在していない

ピアスをして来る、スカートを短くしている、スカートの下にジャージをはいている、髪の毛を染める、化粧をしてくるなど、生徒指導ってたくさんありますよね。

 

 

何回も何回も注意されているにもかかわらずやめないし、スカートの下にジャージをはくことに関しては、見た目もあんまりよくないのになぁ、、、とか思っちゃいます。

 

 

しかし、それはあくまで僕らの感想であって、彼女らからしたらそれはおしゃれとかイケてるとかそう思われているのかもしれない。

 

 

僕らと彼女らとではもはや見ている世界が違うんだろうなぁと。

 

 

僕も「それ、ちょっとださくない?」という視点でジャージをはくことに関して指導をしてみたこともありますが、彼女らの世界でそれが「おしゃれ」とされているのであればその指導は全く意味がないし

 

なんなら僕ら教員は彼女らの世界には存在していないため、僕らからなにを言われようときっとノーダメージなんですよね。

 

 

何回も同じ注意をされるより、反省文を書かされるより、彼女らの世界で「イケてる」と思われる方が優先順位が高いのかなぁと。

 

 

それを踏まえて、どうすれば彼女らが行動を変えてくれるのかを考えて言葉をかけないといけない。

 

 

人の行動を変えさせるってやっぱり難しいなぁ。

 

 

 

野球という熱中できるものがあった幸せ

新一年生が部活にやってきました。もう何人か入部届けも出してくれて、後輩ができると部員も嬉しそうでした。

 

 

そういえばあの子達が先輩かぁとか、あの子達が最上級せいかぁとか考えると、なんだか感慨深いなぁと思います。

 

 

部活動って、僕が人生の中で一番熱中してきたことでした。

 

 

小学校の頃から野球が大好きで、高校のときは甲子園を本気で目指して野球に打ち込んで、大学生になってからも時間があるかぎり練習をしてきました。

 

 

自分で言うのもなんですが、大学時代は部活の誰にも練習の量は負けてなかったと自負しています。

 

 

あぁやって、熱中できるなにかがあったことは自分にとって幸せなことだったなぁと思います。

 

 

教員という仕事ももちろん好きやし、落ち込んだりうまく行ったときは喜んだり、なにより生徒と刺激のある毎日を過ごすことができるのが楽しいしやりがいをものすごく感じています。

 

 

ただ、もちろん給料が発生することが前提であって、それがなければと考えると、今まで僕がやってきた野球というものとは違ったものになるのかなぁと。

 

 

打ち込める部活というものがある彼女らは羨ましいなぁと心から思います。

 

 

教員がほぼ無給で、中にはやらされている先生もいらっしゃるという形で運営している部活動というものは形が変わるべきものだと思っていますが

 

生徒の立場で言えばやっぱり部活っていいものなんやなぁと思いました。

生徒のスイッチを押すきっかけを

今日は学年集会で、いろんな先生方が生徒に進路についての話をされていました。

 

 

成績の話、身なりの話、志望理由の話、卒業生の話など、いろんな角度から進路についての話をされていました。

 

 

集会続きでさすがに疲れて寝てしまう子が多いかなぁと思っていましたが意外とそういった子は少なく、先生の話を聞こうとする子が多かったです。

 

 

いろんな話がありましたが、どの話にも通じていたのは「自分の進路に向けてそろそろスイッチを入れろよ」ということ。

 

 

どの角度で話をすればスイッチが入るかは生徒によると思いますが、放課後に進路の相談をしている生徒の姿を見ていると、今日をきっかけにスイッチが入ったのかなと思います。

 

 

僕ら教員は、生徒のスイッチを押すことはできないと思っていて、自分のスイッチは自分で押すしかない。でも、そのきっかけぐらいは作ることができるのかなと。

 

 

その集会では僕は話をしなかったのですが、僕もそんな生徒にスイッチを押させられるような話を彼らにできるようになりたいなとおもいました。

今年度もゆるっと

仕事をやってもやってもなかなか終わらない、、、そんな感覚に追われる毎日。

 

教員という仕事は仕事を探せば探すほど出てくる職業なので当たり前のことではあるのですが、この時期は余計に仕事が無限にある気がします。

 

 

とはいえ家には帰らないといけないし、しっかり休んで明日また100%の状態で仕事に臨めるようにするのもきっと仕事のうち。

 

 

割りきってパソコンをシャットダウンしてしまうことも必要なのかなぁとも思います。

 

 

今年で現任校も3年目。どんどん若手ではなくなってきていて、仕事も任されるようになってきています。

 

 

今年の僕の目標は「脱若手」。若手だから仕方ないと言われないように、できれば後輩の手助けができるような教員になることが目標ですが

 

だからといって仕事を引き受けすぎるのもよくないですよね。

 

 

自分の体力とキャパと相談しながら、ゆるっと仕事をしていきたいなと思います。

心地よい緊張

新しいクラスが始まりました。

 

 

クラスが発表されたときに、「なんで先生担任じゃないん!!」と何人かの生徒に言われました。

 

 

そうやって言われたときはものすごく嬉しかったですが、それはそれで次の担任の先生がやりづらいやろうなぁと申し訳ない気持ちもあり、担任が変わったらやっていけない生徒を育むような学級経営をしてしまっていたのかなぁと反省する気持ちもあります。

 

 

大学院のときにゼミの先生からいろんな話を聞いていたにもかかわらず、なかなか実践するのは難しいなぁと感じました。

 

 

そんなことを言っていても、新しい学年はもう始まってしまっている。今年度は今年度で、昨年度のことを反省しながら彼らを見ていかないといけない。

 

 

新しいクラスの生徒の顔を見たとき、新しい教室に入った時、めちゃくちゃ緊張しました。

 

 

いろんな不安を抱えていることによっての緊張ではあるのですが、それと同時にワクワクもしています。

 

 

自分が昨年度感じたことを活かしてどこまでできるのかとか、これからこの生徒たちを卒業させるんだとか。

 

 

いろんな不安や期待による緊張がいつもより自分を疲労させますが、どこかこの緊張に心地よさも感じています。

 

 

明日からは委員会決めとか進路希望調査とか、クラスのいろんなことをする時間が始まります。まずは全員の名前を覚えるところから。明日も頑張ろう。

新学期に向けて準備してきたこと

新学期に向けての準備期間が終わりました。

 

 

どれだけ準備してもやり終えていない何かがある気がする、、、これではらちがあかないので、潔くパソコンをシャットダウンして学校を出てきました。

 

 

準備って、ほんまにたくさんの準備があって、クラスの準備を始め、教科の準備、他にも担当している分掌の準備をやりました。

 

 

準備をしながら思ったのが、大切なのはものの準備だけじゃなくて、教員間の連携の準備も必要なんだなと思いました。

 

 

準備をしながら「これってどこにあるんでしたっけ?」って聞いたりとか、「この学年の子はこんな子がいてー」って話を新しく入ってきた先生から聞いたりとか

 

もちろん全く関係ない世間話もたくさんさせていただいて、そんなこんなで話をすることで教員間の雰囲気もできてきたし

 

それってこれからの業務にも確実に影響してくることだと思うんですよね。

 

 

これから仕事をしていく上で、もっともっと部署として連携してやっていくべきことがたくさんあって、うまくやっていくためにもできるだけたくさんコミュニケーションを取りながら仕事をしていきたいなと思います。