授業をするに当たって、評価についてセットで考えることは言うまでもありません。
今年度からは高校でも3観点の評価が始まります。
現場では特に
「主体的に学習に取り組む態度」
について困っている方が多いです。
4観点の時の「関心・意欲・態度」と同じようにつけている人も多いなぁという印象です。
ただ、やっぱり名前が変わったということは、その特性も変わっているんです。
文科省の資料では、主体的に学習に取り組む態度について
「主体的に学習に取り組む態度」については,
①知識及び技能を獲得したり,思考力,判断力,表現力等を身に付けたりすることに向けた粘り強い取組の中で,
②自らの学習を調整しようとしているかどうかを含めて評価する。
と記述されています。
粘り強く取り組めているか、また自分の学習状況に応じて工夫して学べているか
を評価する必要があるんですね。
もちろん、授業と目標と評価は一体化する必要があるので
主体的に学習に取り組む態度を評価するならば
主体的に学習に取り組む場面が必要になるわけです。
その場面を作るために必要なのが
主体的・対話的で深い学びの視点での授業改善なんですよね。
その場面を具体的にどのように評価するのか
見とり評価なのか、ポートフォリオを作成させるのか
それは教師の裁量だと思います。
僕は『学び合い』によってその場面を多く作っていますが
新しい評価に見合った授業にするためにも
ぜひ皆さんも「主体的・対話的で深い学び」の視点での授業を心がけてみてください。