明日の自分へ

高校教員です。朝か夕方に、ほぼ毎日なにか書きます。

手軽さによって失うもの

手軽さ

 

というのは、この時代のキーワードの1つだと言えると思います。

 

 

時間があるときに僕は数学の勉強をしていて、分厚いチャート式の本をひたすらやる、というのも1つの方法ではあるのですが、それでは時間もかかってしまうし、短時間でぱぱっとできないのかなというのは勉強するときは誰しも考えると思います。

 

 

そこで僕が使っているのが、YouTubeの解説動画です。

タラ先生 - YouTube

とある男が授業をしてみた - YouTube

 

 

最近は解説してくれてる動画も多くて、しかも分かりやすいんですよね、、、

 

 

この2つのチャンネルは使い分けてて、ペンとノートを使って勉強するときは「とある、、、」の方を使って、隙間時間で勉強したいなというときは「タラ先生」を使っています。

 

 

あ、もちろん参考書つかって勉強もしてますよ。

 

 

スマホ1つで勉強できるこの動画は手軽さの極限です。

 

 

日常生活で考えると、勉強以外にもいろんなことが手軽になっていて

 

というか、手軽にできるものがどんどん世の中にでてくるようになっていて

 

例えば、料理ってコンテンツにしても流行っているのは「こうやってズボラ飯って作るんですよ」っていうレシピが流行ってるし

 

掃除にしても、「スプレーして◯秒待って流すだけ!」みたいなものとか、掃除機1つにしても、いちいちコードに差さなくていいコードレスタイプのものとか、そもそも掃除機の中のごみ捨てと充電を置いただけで勝手にやってくれる収集ドッグ付きのものが流行ってるし

 

 

手軽なものが今の時代では選ばれているんだなぁと感じています。

 

 

でも、手軽なだけでは手に入らないものもたくさんあって

 

例えば、絶景を見ようと頑張って登山をして頂上にたどり着いたときに得られる景色というのは言葉にしようもない感動が味わえますが

 

だからってヘリコプターで山のてっぺんにいくのとは訳ちゃいますよね。

 

 

とか、さっき勉強動画の話をしましたが、それを見てわかった“つもり”になっているだけで、本当にそれが自分の知識になったか動画は分かりません。

 

 

効率よく、手軽にというのが求められがちですが、手間をかけるからこそ本当に得られるものというものが世の中には溢れています。

 

 

勉強は努力の練習とか言われたりもしますが、学校の中ではそういったことも教えるべきなのかなぁと思います。

 

 

なんか、この前もおんなじようなことを記事にしたような、、、