長距離走の単元をやっているのですが、生徒に「音楽流してください」と言われたので音楽を適当に流しています。
最近の中学生が何を聞いているのかよく分からないので、最近はやりの曲の詰め合わせみたいなプレイリストを流していたら、色んな生徒があれ流してください、これ流してくださいと言ってきました。
一人のいう事を聞いてしまうと全員のいう事を聞かないといけなくなってしまうので断っていますが、僕が気になったのは生徒の好みが非常にバラバラだという事です。
僕の中学校時代は、だいたいみんなファンモンが好きだったりAKBが好きだったり結構好みが固まっていました。
その中で何人かがちょっとコアなアーティストが好きな感じだったなぁと記憶しています。
でも、最近はそうじゃないんやなぁ。
多少は流行りと呼べるものはあるみたいですが、本当にバラバラ。
その理由はやはりSNSの台頭によるものでしょう。
僕らが中学生の時に得る音楽の情報って、多くはテレビだったんです。
その中心にある番組がMステ。
Mステに出たアーティストがはやるし、多くのアーティストはMステ出演を目指して活動していたのではないでしょうか?
しかし、今の生徒が音楽を耳にするのはテレビではなくSNSです。
電源を入れたら勝手に放送が流れる受動的なテレビは違って、SNSでは自分の好みの音楽を主体的に探すことができます。
この「主体的に」ってとこがポイントで、これによって一人一人の好みに多様性が生まれるんだと思います。
社会がそうやって動くなら、教育もそうなるべきなんですよね、きっと。