部活動を社会体育移行することについて、Facebookでこんなご意見をいただきました。
「部活動を社会体育に「移行する」から話がややこしいのだと思います。
部活動は教育課程外だから完全にやめる。そして全く別の発想で社会体育を始める。
そうしないから「教育的な意義が…」とかいう人がいるのだと思いますが。いかがですか?」
その通りだと思いました。
部活動から社会体育に移行というニュアンスは
部活動でやっていることをそのまま社会体育でもやるという事にも聞こえます。
別にそういう事ではないんです。
別の記事にも書きましたが、部活動でやろうとしている人間教育は、本来は教育課程内でやるべきことです。
なぜなら、教育の目標が「人格の完成」であり、新しい学習指導要領にも「生きる力」という言葉が何回も出てきます。
教育課程内でそれをせず、部活動でやるというのは本末転倒です。
「スポーツで人間教育をする」という団体が学校外にあるのはいいかもしれませんが、それにしても学校とは全く別の場所でやるべきことです。
話は戻りますが、行こうというニュアンスについて、気になったのですぐに西川先生に質問してみました。
具体的には
「確かに移行だと部活動でやっているのをそのまま社会体育でやるイメージになってしまって、それが障害になっている気がします。
ということは、「部活動は学校教育に必要ない」という論に切り替えて、「スポーツがしたいなら学校外でやるべきだ」という主張の方がいいのでしょうか?」
という質問をしました。
西川先生の答えは
「それの論は正しいけど、それを受け入れる学校や先生はそもそもいない。
だから、ソフトランディングするためにまずは休日は社会体育に任せられるようなシステムを構築すること。(これは先日文科省からの通達がありましたよね。詳しくは生地の最後にURLを載せておきますのでそちらをご参照ください。)
そこから、休日任せられるなら平日も任せていい。そういう学校が増えていくことがい番自然である」
という感じでした。
確かに、いきなり無くすというのは難しいですよね。
そうではなくて、徐々にソフトランディングしていけるような環境を整えることが大切なようです。
そして、僕ができることと言うのはその動きを速める事。
そのために、こういった発信を続けたり現場の先生方にインタビューをしたりしています。
そして、もっと早めるためには、この記事を読んだ方が同じような発信をし続けることです。
同じ考えの人が増えれば、段々と現場は部活動を断りやすいような環境になると思います。
だから、同じように感じる方がいらっしゃったら、発信してください。
このような記事を拡散するだけでも構いません。
また、今日の記事を書けたのは、僕の投稿を見て下さった方がアドバイスをくださったからでもあります。
この問題に関してたくさんのご意見をお聞きしたいと考えておりますので、気になったことやご意見がある方はどんどんコメントしてください。
よろしくお願いします。
学校における働き方改革推進本部(第4回)