明日の自分へ

高校教員です。朝か夕方に、ほぼ毎日なにか書きます。

別に僕は不満はないけど

学校の先生って忙しくて、文科省から出された通知を目にしてもなかなか認知できないこともあります。


忙しいの他に、期待していないという理由もあると思いますが。



その中でも、「学校の働き方改革を踏まえた部活動改革について」という文科省の通知の中の具体的な方策として以下の事が掲げられたというのは、多くの先生方が認知している事だと思います。


「令和5年度以降、休日の部活動の段階的な地域移行を図るとともに、休日の部活動の指導を望まない教師が休日の部活動に従事しないこととする。」


これについて、「受け皿がないから移行できない」とか、「中体連主催の大会に出場できなくなるのでは?」とかいろんな意見があると思いますが、多くの先生方にとって休日だけでも部活動がなくなるのは非常にありがたいことだと思います。




僕はどう考えているかというと、もちろん部活動は外部に移行するべきだと思っているし、その方が教員の働き方改革だけでなく、野球などの人数を必要とするスポーツができること、他の学校に友達ができること、近いニーズの友達とスポーツができることなど子どもにとっても利点が多いです。



ただ、別に僕自身そんなに部活動が負担にはなってないんですよね。


学校の先生になっても野球に携わりたいという気持ちはあるし、何なら毎日趣味程度に野球を指導することができて、土日はどちらか一方は試合の監督がすることができる。


平日は出ないですが、土日はお小遣い程度はお給料を頂くことができる。


満足とまではいきませんが、それほど不満もありません。


まぁ今の学校だからということもあるかもしれませんが、、、。



しかし、学校の先生の中に現状の部活動が負担になっている方はものすごく多いです。


それが仕事であるならばまだ仕方ないと思うのですが、お給料が出ているわけでもありませんし、部活動をやっている時間って思いっきり勤務時間外なんですよね。


その時間に生徒になにかトラブルがあればもちろん顧問の責任になる。


顧問は部活動を監督する必要もあるので、その時間はたまっている仕事を消化することもできません。


そのうえ指導もできない部活動の顧問になったとしたら・・・




学校の先生の本務は、教科指導や学級経営だと思っています。


部活動指導は超勤4項目にも入っていませんので、仕事として認められることはありません。


にも関わらず、何かがあった時の責任だけ背負わされます。



それは健全じゃありませんよね。




学校と部活動は完全に切り離して、やりたい人だけやる。


指導者も、子どもも。


そうした方が、教師に時間も心にも余裕ができて、本来やるべき教育課程内の教育の質が向上すると思いませんか?