採用試験まであと1ヶ月です。
1次が免除になってる私は、2次が最初の試験です。
上越教育大学には採用試験の面接の質問集みたいなのがあるんですが、それを眺めながらだいたい
- 人とのつながりが大事であるということ
- 自分ひとりではなく、チームとして動くことが大切だという事
- 子ども同士の関わりの中で必要な能力を身に付けさせるべきだということ
3つぐらいの軸で答えれるなぁと思いました。
ところで、つながりって具体的になんなんでしょうか?
どうなったらつながったといえるのでしょうか?
5月に大学院の友人がが主催した面接練習会に参加した時、面接官役の現職の人にも
「人とのつながりって素敵だと思う!つながりってのが具体的になんなのかが答えれるようになったらもっといいね!」
と言われました。
自分の答えとしては、助けを求められるかどうかがつながっているかどうかの一つの指標になると考えました。
名刺を交換しただけの仲だったとしても、いざという時に助けを求められればそれはつながっていますし(西川先生の言う弱いつながりはこういうことだと思います)、ずっと一緒にいたとしてもその人に助けを求められならそれはつながっているとは言えないのではないかと思います。
そして、この助けを求める仲間がいる事、また助けを求められる能力というのは社会で生きていくためには必要不可欠だと思っています。
それはビジネスを成功させるためとかいろんな理由がありますが、一つの大きな理由としては、自分の心を守るためという理由があります。
最近ではネットでの誹謗中傷で悲しい事件が起きてしまったという事もありますが、人と関わり方が多様になるにつれて、人とのトラブルも確実に増えます。
社会のスピードも激しいので、様々な変化に対してストレスを抱えることも多くなると思います。
そこで何かを話せる人、愚痴を言える人、助けを求められる人がいるのであれば、そのストレスはなくなるとは言いませんが、マシにはなると思います。
自分を社会や人間関係のストレスから守るためには、人とのつながりってものすごく大切なものではないかなと思います。
学校現場出ても、問題として代表的なものに”いじめ”があります。
面接の質問集にも”いじめはどうやったらなくなるか”とか、”いじめを早期に発見するためには”とかそういった項目もありますが、教師一人の力じゃどうしても全部は見つけきることはできません。
いじめてる子どもは教師がいないところ、見えないところでいじめを行えば教師にはばれないですから。
そこで大切なのが、助けを求められる仲間、つまりつながりです。
教師が見えないところでのいじめを教師が早期発見するには、そのつながり伝いで把握するしかありませんし、いじめをなくすには「いじめは良くない」という風潮を子ども同士で広げるしかありません。
いい意味での同調圧力ですね。
是非自分の受け持つクラスはもちろん、そのような風潮が学年や学校、地域にも広がればいいなと思っています。
そうすれば、街がどこか温かい雰囲気になるのではないでしょうか?
たくさんの子どもの生涯人生を守るためにも、人とのつながりの大切さを伝え続け、生涯の仲間づくりや仲間を作る能力を子どもたちに身に付けてほしいです。