明日の自分へ

高校教員です。朝か夕方に、ほぼ毎日なにか書きます。

初保護者懇談

今日は保護者会がありました。
 
 
担任としては初めての懇談。
 
 
1日だけでもやっぱいろんなご家庭があるなぁと。
 
 
子どもに全任せの親御さん、子どもの将来を気遣って自分の意見をはっきりという親御さん
 
全然違う親御さんですが、同じなのは
 
「自分の子どもに将来幸せになって欲しい」
 
と思う気持ちです。
 
 
子どもと意見が食い違う親御さんもいらっしゃいましたが
 
それでも、自分の子どもを大切に思っている気持ちは変わらない。
 
 
 
そんな事を感じられずにはいられない1日でした。
 
 
保護者懇談はあと2日。
 
 
とにかく、まずは今週やりきろう。

練習のための練習教育

部活の中で2ペアだけ出場できる大会があります。
 
 
誰が出るかを決めるため、部内戦を行いました。
 
 
1日じゃ全てやりきれないので、今週は土日とも部活。
 
 
昨日は小雨が降るぐらいの天気で濡れながら行い
 
今日は雲ひとつない青空で暑さにやられそうになりながら行い
 
2日間ちょっとだけ疲れたなぁ、、、。
 
 
 
部内戦とはいえ、新しいペアになってから初めての試合で
 
連携が取れていない部分もありましたが
 
彼女らにとっていい経験になったんじゃないかなと思います。
 
 
 
何にしても実践って重要だと思ってて、
 
結局毎日の練習も試合のために頑張ってる訳じゃないですか。
 
 
試合がなければどんな練習をすればいいのか、自分にはどんな課題があるのかがわからないし
 
そもそもなんのために練習をしているのかがわからなくなってしまう。
 
 
よく言うじゃないですか、「練習のための練習をするな!」って。

 
学校教育って結構練習のための練習をしていることが多いなって思うんです。
 
 
「数学勉強して将来なんの役に立つんですか?」
 
と既に言われたことがあるのですが
 
方程式も三角関数もできなくても生きていけるし
 
四則演算も今やスマホが計算してくれるし(うちは商業高校なので電卓の練習を毎日必死にしていますし、、、)
 
 
まぁ結局数学は将来そんなに役に立たないんですよね。
 
 
にもかかわらず、週3も4も授業をして。
 
 
それやったら、もっとインターンとかで実際の社会に出てみて自分の課題を見つけてきて
 
その課題に対してどうすればいいかを学校で考え、訓練して
 
って形で学校を過ごすべきだと思うんですけどね。
 

 
練習のための練習教育からはやく抜け出したいですね。
 
 
 
さて、明日からは保護者懇談期間。
 
 
担任として初めての懇談。
 
 
保護者の方々に満足してもらえるよう
 
一杯話をしてもらおう。

『学び合い』の実践者を増やすためには

『学び合い』を成功させるために、とういうよりより効果的にするあめに必要なものは
 
「上位二割を増やす」ことだと最近考えています。
 
 
まぁ、割合の話なので実際に増やすなんてことできないのですが
 
具体的に言えば
 
「教えられる人を増やす」
 
という事ができれば、『学び合い』がどんどん効果的になると思っています。
 
 
 
最近の授業では、一応僕も説明はするんですが、
 
その前に課題を教えておいて
 
「オレの説明聞かんでもできる人は、聞かずに先に課題やっちゃってな」
 
って言ってます。
 
 
これをやってる意図としても、やはり「教えられる人を増やす」という思いがあります。
 
 
 
『学び合い』を広めるために必要なのは、『学び合い』の会の参加者ではなく
 
主催者を増やしましょう、というのもこういうことじゃないんかなぁと感じています。
 
 
 
『学び合い』を広めようという人が増えれば、
 
そこから倍々ゲームでどんどん実践者が増えていきます。

 
 
本当に広めようと思えば、実践者ではなく会の主催者を増やさなければならない。
 
 
 
その事を授業を通じてかんじてもらえればなぁという意図をもって
 
最近は『学び合い』をしています。

華金だからと行って飲みに行く感じにはならない訳

今週も金曜日を迎えました。
 
 
でも、
 
「やったぁ、華金やぁ!飲みに行くぞ!」
 
とはなかなかならないんですよね。
 
 
別にコロナが怖いからとかそういうことじゃなくて
 
ただただ飲みに行く人がいないだけです。
 
 
神戸に来てまだ2ヶ月というのもありますが、
 
なかなか職場の人と飲みに行きましょうとはならないんですよね。
 
 
やっぱり、職場の人と飲みに行ってもどこか気を遣いながら話をすることになりますし
 
そもそも職場の人を誘うのも気を遣います。
 
 
べつに職場の人が嫌いな訳じゃないですよ。
 
 
ただやっぱり、職場の人は同僚であり、友達にはなれないんですよね。
 
 
父にこんなことを話すと、大きくうなずいてくれました。
 
 
父も同じように思ってるんですね。
 
 
 
 
神戸出身ではありますが、小・中の友達は神戸からはなれている人がほとんどですし
 
高校から神戸を離れているのでなかなか地元の友達ってのもいません。
 
 
 
大学とか大学院とかで、
 
「ちょっと飲みに行って話し聞いてくれや、、、」
 
と声をかけると、急でも来てくれる仲間がいたことが本当に幸せだったんだなと身に染みて感じます。
 
 
 
「今日飲みに行こ!」
 
と言うと、一緒に行ってくれる奥さんがいることは本当に幸せなんだなぁとしみじみと感じました。

目先の学力よりも、長い目で見た能力

今日は、学力向上についての話です。
 
 
数学の時間に、「ここ教えてください!」って言われることがあります。
 
 
もちろん、その部分は教えます。
 
 
ちゃんと納得してくれるように、人によって説明のしかたを変えます。
 
 
そしたら、だいたいその子は理解してくれます。
 
 
その部分に関しては、きっと少しだけ点数がとれるようになっています。
 
 
 
 
ただ、その部分に関しては、という話です。
 
 
僕が大事だと思うのは、頭がよくなることよりも、頭がよくなるようにはどうしたらいいかを学ぶことだと思うんです。
 
 
具体的に言うと、わからないことについていつまでも自分で悩むよりも
 
誰かに聞いた方がはやいですよね?
 
 
つまり、「分からないから教えて!」とか、
 
誰かにSOSを出す力です。
 
 
だから、「教えてください」と言われたら教えますが
 
困ってる感じを出してるだけの子については、気付かないふりをしています。
 
 
そこで教えてあげればその部分に関しては成績がよくなるかもしれないですが、
 
長い目で見ると、「自分で助けを求めなあかんねんで!」と教える方が
 
これから先使える能力になりますよね。
 
 
短い目で見るより長い目で、
 
その教科だけを見るんじゃなくて、汎用的に使える能力を
 
生徒につけていきたいものです。

人の悪口、小馬鹿にした話をする生徒について

学校にいれば、生徒同士の会話がよく聞こえてきます。
 
 
それを聞いてるのって結構たのしいのですが
 
中には悪口を言っている子がいたりもします。
 
 
悪口どころか、友達を小馬鹿にしたような会話をしている生徒もいます。
 
 
僕もそんなできた人間ではないので、悪口を言うこともあります。
 
 
ただ、何かされたわけでもなく
 
ただただ人を小馬鹿にしたような会話を聞くと
 
やっぱりあまりいい気分にはなりません。
 
 
なんなら、そういうことを言う子だということは
 
もしかしたら僕の悪口も同じように言っているのではないかと
 
そう思ったりもします。
 

 
だからといって、その生徒をきつくしかったところで
 
僕の目から離れたところで同じことをすることは目に見えています。
 
 
もっと話すことないんかよ、とも思うのですが
 
やっぱり人を小馬鹿にしたような会話はするべきではありません。
 
 
高校生はほぼ大人に近い人種ではありますが、
 
そういった所を見ると
 
「まだまだ子どもやなぁ」
 
と感じてしまいます。

チームの雰囲気を作るのは彼女たち自身

部活が新チームになりました。
 
 
2年生は最上九生になりました、どこか先輩としてはぎこちない。
 
 
逆に、1年生は元気よくなりました。
 
 
最初は、全員が探り探りで
 
チームの雰囲気がぎこちなくなるのは仕方ない。
 
 
ここから彼女らがどんなチーム作りをするのか。
 
 
もちろん、僕はチームの雰囲気を作ることはできなくて、
 
それをできるのは彼女たち自身。
 
 
僕ができるのは、第3者として彼女たちを見て
 
どんな雰囲気だったのか、
 
またこれからどういう方向性で活動するといいのか
 
アドバイスしたり提案したりするだけ。
 
 
それを受け入れるかどうかも決めるのは彼女たち。
 
 
いいチームができるといいな。