明日の自分へ

高校教員です。朝か夕方に、ほぼ毎日なにか書きます。

目先の学力よりも、長い目で見た能力

今日は、学力向上についての話です。
 
 
数学の時間に、「ここ教えてください!」って言われることがあります。
 
 
もちろん、その部分は教えます。
 
 
ちゃんと納得してくれるように、人によって説明のしかたを変えます。
 
 
そしたら、だいたいその子は理解してくれます。
 
 
その部分に関しては、きっと少しだけ点数がとれるようになっています。
 
 
 
 
ただ、その部分に関しては、という話です。
 
 
僕が大事だと思うのは、頭がよくなることよりも、頭がよくなるようにはどうしたらいいかを学ぶことだと思うんです。
 
 
具体的に言うと、わからないことについていつまでも自分で悩むよりも
 
誰かに聞いた方がはやいですよね?
 
 
つまり、「分からないから教えて!」とか、
 
誰かにSOSを出す力です。
 
 
だから、「教えてください」と言われたら教えますが
 
困ってる感じを出してるだけの子については、気付かないふりをしています。
 
 
そこで教えてあげればその部分に関しては成績がよくなるかもしれないですが、
 
長い目で見ると、「自分で助けを求めなあかんねんで!」と教える方が
 
これから先使える能力になりますよね。
 
 
短い目で見るより長い目で、
 
その教科だけを見るんじゃなくて、汎用的に使える能力を
 
生徒につけていきたいものです。