楠木宏さんの『指示は1回』という書籍を読んでいます。
この本を買った目的は、話を聞ける生徒を育てたいなという所にあるのですが
この書籍によると、話を聞けない生徒に育ててしまっている教員にも責任があるということでした。
「話を聞きなさい」と言ったり、指導をしたりしていないということではなくて
話を聞かなくてもいい環境にしてしまっていることが原因だということです。
例えば、本当に聞かないといけない話を聞いていない生徒がいたときに、その生徒を注意してその話を繰り返したりとか
今なんかだとGoogleクラスルームとかMicrosoftのTeamsとかで文字にして連絡したりとか
教師側からすると連絡漏れを防ぎたいとかそういった意図ももちろんあるのですが、生徒が困るだろうなと思うことを先回りして支援することで、彼らが聞かなくてもいい、やらなくてもいい環境にしてしまっています。
僕自身こういった先回りの支援はよくやってしまっているなと反省しています。
学校は生徒が挑戦と失敗を繰り返しながら自立する訓練をさせないといけないのに、教師がそれを防いでしまっている。
本を読みながらメチャクチャ反省しました。
この本に書かれている方法論的なところは合う合わないあるので置いておいて
先回りの支援というのをちょっとでも減らしていけたらいいなと思います。