言葉って、よくも悪くも強力なものですよね。
人間コミュニケーションを取るときの多くは言葉を用いると思うのですが、意外と大事な時に言葉をつかえてない事が多いです。
特に夫婦間では、お互いのことを好きとか愛してるとかそういった事を段々と言わなくなっていくと聞いたことがあります。
関係が長く、深いものになっていくと、改めてそれを言葉にしていく事は段々とこっぱずかしくなっていくものです。
でも、だからと言って自分の気持ちを相手に伝えないと、段々と相手は不安になっていきます。
言葉にしなくても相手に伝わっているから大丈夫と思っている人ほど、言葉以外の所で相手に気持ちを伝えられていないものです。
だから、こっぱずかしくなる前に、また相手が不安になる前に定期的に言葉を使って気持ちを伝えることをおススメします。
僕ら夫婦も割と仲がいい方だと思っているのですが、その理由の1つとして毎日言葉を使って気持ちを伝えている事があげられます。
逆に、言葉って簡単に相手を傷つけることができてしまいます。
中学校の先生をしていて、思春期真っただ中の生徒を見ていると、時々相手を傷つけるような言葉が聞こえてきます。
冗談で言う事もあるし、喧嘩になって相手を言い負かそうとしていう事もあります。
でも、その攻撃は確実に相手の心に効いていて、さらにそれを聞いている人の心も傷つけてしまいます。
僕はあまり怒る事が得意ではないので、そういった言葉を使っている子を見たらしっかり目に怒る必要もあるのかなぁと最近考えています。
あ、もちろん指導はしていますよ。
ただ単に怒るよりもなぜその言葉を使う事がよくないのかを生徒にしっかりと理解させる必要があるので、怒るというよりはどっちかというと説得する感じの言い方をいつもしています。
でも、少なからずその言葉を聞いた僕も心が傷ついたのだから、先生としてではなく人間として生徒にたいして怒らないといけないなぁと思っています。
言葉は使い方によっては自分の味方になってくれる時もあれば、凶器にもなります。
今年度の残り1ヶ月余り、そんなことを生徒に伝えられていければいいな。