上越『学び合い』の会に参加しました。
いつもこうやって『学び合い』に携わっている方と交流させていただく機会を作っていただいてありがとうございます。
今日のテーマはキャリア教育でした。
先日僕がブログに書いた「脱偏差値教育について」という所にもろにヒットするテーマでした。
キャリア教育って、進路とか進学の話になることが多いですよね。
ぱっと出てくるのは中学校の職業体験とか高校の探求学習とかではないのでしょうか?
でも、キャリア教育の本当の意味って進路とか進学にとどまらず、自分の将来をどのように幸せにしていくのかを考えることだと思うんですよね。
その「自分の将来を考える」という所が今の学校には足りていない所かなと今回の会を経て再認識しました。
日本には終身雇用制度ってのがありますが、結局いい高校、いい大学に進学する人はそういった会社に行って会社に守ってもらいながら働くことを望んでいたりします。
でも、終身雇用制度なんていつか終わりが来るし、上司から言われたことをやるだけではなかなか生き残っていける社会ではなくなっていきます。
そこでも自分で仕事を探していかなければいけなくなっていきます。
でも、学校ではまだまだ勉強、勉強と教育し、生徒に自分で考えるという心の猶予を与える事ができていません。
つまり、子どもは自分で考えるという事を学校でなかなかできていないんです。
彼らはやがて高校に行き、大学に行く子もたくさんいるでしょう。
でも、短大や大学に行く子を見ていると、「働かなくてもいい期間」「就職について考えなくてもいい期間」を伸ばしているだけの子も少なくないように思います。
奨学金をもらって大学に行き、働かずにのほほんと生活し、結局就職は非正規雇用。
じゃ―結局、大学や短大ってなんのためにあるのでしょうか?
その短大や大学に行くための進学校や普通科の高校って何のためにあるのでしょうか?
そんなことを考えなければいけない時代にもなっていると思います。
彼らにもっと余白を与え、本気で「自分の将来について考える」ことをさせていかないと、結局学習指導要領の文言だけ変わってキャリア教育自体は今までのものと何一つ変わらないものになってしまいます。
そのための一つの方法として『学び合い』があると思います。
『学び合い』って、いわばキャリア教育そのものなんですよね。
こんなことを熱く語れる会でした。
来月は忙しくて参加できないかもやけど、そんな場がある事に感謝です。