部活って、自分が担当している以外の部活の生徒が試合をしている姿ってなかなか見ませんよね。
自分の部活動でいっぱいいっぱいの先生が多いですもんね。
たまーに違う部活を見に行くと、生徒が頑張ってる姿ってやっぱりかっこいいんですよね。
「お前そんな顔できるんか!!!」みたいな。
生徒が頑張ってる姿を見ると、「やっぱり部活動っていいもんやなぁ」と思います。
でも、きっとそれが沼の始まりで、そこから気合が入りすぎてしまうと、教員の一番の課題である働き方改革から遠ざかってしまうことになります。
現在は、コロナの拡大がなかなか収まらないため、土日の部活動は行わない事になっています。
やっぱり土日をまるまる休みに当てることができるのはめちゃくちゃありがたいですし、今週に関しては3連休がまるまる休みということになります。
やっぱり休みは必要です。
でも、部活はやっぱりいいもんです。
じゃあどうすればいいのか。
道は一つ、完全に部活と学校を切り離すしかありません。
部活は学校のものではなく、地域のものである。
クラブチームと同じ扱いですね。
そうすれば、希望する先生だけが指導をすることができ、希望しない人は定時で上がることができる。
お給料が別で出るようにすれば部活を見る先生、見ない先生両方にとってwin-winですよね。
お金の拠出はどこからすればいいかとかはちょっと考えないとですが。
僕は別にそんなに部活動が負担になっている派ではないのですが、学校の先生の仕事として部活動が組み込まれているという事は少々不服です。
先生の本来の仕事は教育課程内(教科教育がメインですよね)の活動にも関わらず、部活動は教育課程外でしかも定時を絶対に超えてしまう。
ちなみに残業代はでないし何かがあった時の責任は教員に来る。
こんな現状のまま「仕事」として扱われているのが不服なんです。
確かに部活動は、教育の目標であり「人格の完成」に向かう活動だと思いますが、仕事としては異常な形です。
仕事としてちゃんと扱うのであれば、お給料を出して、そのお給料の基に責任を生じさせなければいけないのではないでしょうか?
そうじゃなくても、好きでやっている人は無給でも少年野球のコーチをしています。
それはその人たちにとって「趣味」になっているのであって、「仕事」ではありません。
だから、少年野球の指導者の方々にはそのあたりの不満は皆無です。
つまり必要なのは、部活動(クラブチーム)を担当するかどうかはそれぞれの先生が選択できる環境が必要だなと思いました。