最近、「推し活」なるものが流行っているようです。
自分のお気に入りのアイドルなどを応援する活動の事を推し活と言うそうです。
僕も好きなアーティストとか野球選手とかはいますが、それは俗にいう「推し」とはまた違ったものな気がします。
この推し活は実際にいるアイドルに限らず、テレビや映像のなかの2次元のキャラクターであったり、最近は「すとぷり」などの2.5次元なるものもあるそうです。
体育理論の課題で、「あなたが部活動などで緊張する場面で、どのようにして対処しますか?」という質問をしたところ「推しのことを考える」といった回答をする生徒がいました。
「どういうこと?」って聞くと、「終わったら推しががんばったねって言ってくれるんですよ!」と言われました。
意味不明でした。
ただ、こういった子は決して少なくなく、多くの子どもが自分の「推し」を持っていました。
そんな彼らをみて思ったのが、僕が中学生ぐらいの時は「推し」というより「流行り」の方が追いかけている人が多かったように思いますが、今は自分だけの「推し」を持っている方が主流だという事です。
彼らはそれぞれ自分だけの推しを持っています。
僕が中学生の頃よりもSNS等が普及している事もあり、全員がテレビに映っている流行りの人やキャラクターを追っているのではなく、彼らは主体的に自分たちの推しを見つけて応援しています。
彼らを見ながら、みんなで一斉に同じ波に乗る時代も終わったんだなという事を実感しています。
この時代遅れの波に乗ったままの大人はどれくらいるのだろうか。