明日の自分へ

高校教員です。朝か夕方に、ほぼ毎日なにか書きます。

厚生年金の重要性について

先日、年金について記事を書きましたが、その続きだと思ってください。



先日お話したのは「年金が未納の期間があれば、その分だけ自分がもらえる年金が減るから追納しといた方がいいですよ」という話でした。



今日書きたいのは、厚生年金についてです。



年金には国民年金と厚生年金というものがあり、20歳を過ぎた時点で勝手に発生するのが国民年金で、企業に勤める事によって発生するのが厚生年金です。



要するに厚生年金はバイトとかパートであれば支払いの義務はないわけですが、これを払っているのと払っていないのとでは大きな差があるそうです。




大まかな数値で言うと、

 

20歳~65歳まで国民年金だけ払い続けた時の受給額→約6万円/月

 

国民年金と厚生年金を両方払っていた場合の受給額→約15万円/月



と言った感じになるそうです。




ものすごいざっくり計算した数値ですので、収入によって受給額は変わってくるのですが、厚生年金を支払っているかどうか月々の受給額がおよそ10万円も変わってくるんです。



老後2000万問題が世の中では知られてきましたが、厚生年金を支払っていない人はその分この2000万より多くの貯金が必要になってきます。



これは大変や・・・。





FIREして40代や50代で早期リタイアする方は、その後も厚生年金の支払いが無いためもちろん年金の受給額は減ります。



また、早期リタイアする方は、退職金にも大きく響く事を忘れてはいけません。



企業では、長くその人材に働いてもらいたいため、定年退職の場合は勤務年数によって退職金が支払われますが、若くして退職すれば勤務年数によって支払われる退職金から20%カットした分しか退職金が支払われないことがあるそうです。



つまり、本来働いている年数の半分の年数で退職すれば、退職金は定年退職の分の3、4割に留まってしまうということです。





早期リタイアすれば、厚生年金を支払わないことによる受給額の減額+退職金の減額を覚悟しなければ行けません。



そのあたりの事も考えると、FIREするためのノウハウを継続して貯金を行いながら、実際は早期リタイアせず定年まで(できれば再任用で働けるまで)働くべきですね。





ここまでお金について話をしてきましたが、もちろんお金があるからって幸せになれるわけではありません。



子どもを産めばお金がかかる上に、将来子どもから仕送りをもらえる時代ではなくなっていますが、子どもはお金に代えられない幸福を運んできてくれる存在だと思います。



しかし、お金があれば多くの不幸を免れることができると思います。



将来の不幸を確実に逃れ、幸福を手に入れるためにもお金についてはこれからも考えていこうと思います。