ポイントは"上手に"失敗させること

『学び合い』含め、学校で生徒の自由な時間を見ていると、生徒の色々な闇が見えてくることがあります。



人間関係的な所もありますし、体育で言えば得意な子、苦手な子の参加度は極度に違います。



僕が生徒に全て指示をすれば、きっと生徒はそのように動いてくれるし、その参加度の違いをだいぶ埋めることができると思います。





でも、それは僕が指示して生徒がそのように動いてくれてるから見た目には隠せているだけで、実際にはやりたい子を抑えつけている事になりますし、やりたくない子を強制させている事になります。



教育ってそういうことでしょって言われればそれまでなんですが、なんかそれって結局何をしているんだろうって考えてしまいます。





問題を起こさせないように教育をしていくのが僕の役割なのか、問題を起こさないとか起こしたときに対処できる子に育てるのが教育なのか。



僕は後者だと思っているのですが、いざ現場にて教育をしていくと、やっぱり問題が起きそうなところを目撃すると、その未来に怖くなります。



ただ、その後の彼らの事を考えると、果たして問題が起きないように教育する方が彼らの将来を苦しめるのではないかとも思います。





教育していく中でそんな葛藤をすることもありますが、どっちかに振り切るから良くないのであって、今自分ができる限りの事をしたうえで彼らに「上手に失敗させる」ことが大切なんだと思います。



自転車の練習でも、失敗して、なぜ失敗するのかを考え、工夫することで自転車に乗れるようになりますが、いきなり坂道を運転させて大けがをさせてしまえばそれがトラウマになってその子は一生自転車に乗ることができなくなるでしょう。






やはり学校の中で最低限の安全を確保することは教師の役割であり、その枠組みの中で上手に失敗させてあげることで、彼らが成長していくんだと思います。



この「上手に失敗させてあげる」という所をポイントに、今後もやっていこうかなと思います。