明日の自分へ

高校教員です。朝か夕方に、ほぼ毎日なにか書きます。

公立の学校が広域通信制に淘汰される時代もすぐそこに来ているのではないだろうか

昨日のゼミでは西川先生に「大人の勉強、子どもの勉強の違い」について聞きました。僕の考えについては昨日投稿しました。

 

西川先生は、簡単に言うと大人における勉強は何か課題を解決するために自分をアップデートする事(もはや勉強とは言わない)、子どもは与えられた課題について学んだり、解決したりすることとお答えされました。後日Youtubeにアップされると思うので、気になる方は見てください。

 

 

そこでもう一つ、西川先生がおっしゃったのは

「でも、その勉強が楽しくなれば、人生において仕事も家庭も充実するよね」

でした。確かに、、、。まぁ家庭に関してはまずは持たないとなんですが、、、。

 

 

さて、仕事で課題を解決するためにはやはり勉強が必要。仕事だけでなく、プライベートで何か問題が起こった際も勉強が必要。勉強というか、自ら解決するために動くことですね。その力をつけるのが『学び合い』であり、学校では解決する内容については教師が(学習指導要領が)子どもに伝達します。

 

仕事において、その課題を解決する作業が楽しくなったらどうでしょうか?仕事をすることが楽しくて仕方なくなりますよね。家庭もあれば人生が充実します。

 

 

しかし、本来であれば修学時点ですでに自分の人生においての「楽しい」と思える何かを見つけたり、それを解決する練習をすべき。だってそれこそが人生を豊かに過ごすためのポイントになるんですから。

 

 

もうすでに、自分の「楽しい」の問題解決法を軸にして教育をしているところがあります。それが広域通信制の学校です。例を挙げるとN高とかS高とかN中とかいうやつです。

 

そこは、学習指導要領で求められている授業を必要最低限しか受ける必要がない(通信制の特例があるそうです)。そして、その空いた時間で自分がやりたい分野のプロフェッショナルから実際に学ぶことができる。

 

また広域通信制だけじゃなくて、ワタナベエンターテイメントや吉本興業が高等学校を設立したそうです。トップの芸人やエンターテイナーから直接指導を受けることができる上に、そういった学校でネックになる高卒の認定もされるそうです。

 

自分の好きなことをして高卒認定の資格をもらえる。最高ですね、、、。

 

 

 

広域通信制についてはコロナウイルスの影響でスピードを上げてさらに勢力を増しています。このままでは公立の学校は淘汰されてしまいます。つまり、公立学校の崩壊です。前までの僕の感覚では「言うてもまだやろ~」ぐらいに思っていましたが、昨日のゼミでそんな日が来てしまうのもすぐではないかと感じました。

 

そんな中で生き残れる教師になるには、、、。そんなことを考えながら現場で働かないといけないなと思いました。