昨日で、今年の授業が全て終わりました。
僕は3年生の授業しか持っていなくて、3学期はほとんど授業がありません。
3年間持ち上がりで彼らを見てきたので、もう彼らに授業をするのも数回だけなんだなと思うと、今までのことがちょっとずつ思い出されます。
大学院で『学び合い』というものについて深め、数学科教員として望んだ3年間でしたが
なかなかマンキンでの『学び合い』をするのは難しいと感じ、ちょっとずつ授業の形を変えていきました。
ただ、基本的な考え方は3年間変えることはなく、彼らならできるだろうと信じて教育することとか、分からんところは誰かの力を借りるように促すこととか。
席の移動を促しすぎるとめちゃくちゃになることも学んだのでそこはある程度制限したり、多分それも学校とかクラスとかで変わってくるところやとは思うんですが
彼らが伸び伸び授業を受けられるような環境をある程度は作り続けられたのかなと思います。
自分の教員としての成長と共に『学び合い』もよくなった感覚があって
最初は探り探りやっていたりだとか、自分の中の軸とか信念のようなものがあまり無かったこともあり、授業がめちゃくちゃになることもありましたが
最近は自分の中でラインを決めて、ここまでは許すとか、これはあかんから強めに言葉をかけるとか
そんなことができるようになることで、授業の形をちょっとずつ作ることができたんじゃないかと思います。
3学期、数学のテストは無いので今回のテストが彼らにとって最後のテストなのですが
今までとったこと無いような点数を取った生徒もいて
点数1桁が常連の子が80点台を叩き出すとか。
授業での取り組みも、うるさいしめちゃくちゃな彼らですが、やるときは集中して学習に取り組んでくれるようになりました。
まぁ、他の人が見れば「なんやこの授業は!」と怪訝な顔をさせる方もいる思いますが、このスタイルでやっている以上それは仕方のないことでそれは自分も承知済み。
学力以外の部分も含めて、彼らの成長を感じられる授業だったなと思います。
とはいえ、あと1クラスにつき3回前後は授業がある。
彼らの成長を感じ取りながら、最後の最後まで彼らを信じて授業をしよう。