集団って難しいなって思います。
「みんな仲良くて楽しいクラス!」なんてのは理想やけど、全員と合う人間なんていないし、僕ら教員でもそうなんで高校生集団なんてなおさら。
大学院のゼミでそういう話になったときに、「全員が仲のいい集団がやっぱり理想じゃないんですか?」という話をすると、ゼミの先生と同じゼミだった現職の先生に「そんな集団ありえへんし、全員が仲のいい集団なんて気持ち悪くないか?」と言われたのを思い出します。
いざ現場に出てみると、その時言われた言葉が腑に落ちています。
仲のいい人って、「この人と仲良くなろう!」と思っていて仲良くなるわけではなくて、生活する上で勝手に仲良くなっているのであって
そこも合うとか合わないとかの話だと思います。
そう考えると、集団で生き残っていくために大切なことって、誰かと仲良くする力ではなくて、いかに誰とでもうまくやっていくかだと思います。
それってなかなか一朝一夕でできることではなくて、生きていく中でだんだんとできるようになっていくことやと思っています。
その練習として一番適しているのは学校という場所で、僕ら教員は彼らがそんな力を身に付けられるような機会をどんどん作っていかないといけないと思います。
今の生徒の人間関係の多くは、「深く、狭く」という傾向が顕著です。
例えば、Instagramではアカウントを3つ持っているのが普通で、それぞれ「本アカ」「サブアカ」「裏アカ」と呼ばれています。
「本アカ」→「サブアカ」→「裏アカ」の順で繋がっている人数(フォロワーとかいうやつ)が減っていって、「裏アカ」をフォローしているのは本の一握りの仲のいい友達だけだそう。
仲のよさの度合いが人によって変わるのは人として当たり前の事やけど、これが形として残る時代というのは残酷だなと思います。
こんな時代だからこそ、彼らは関わる人を限定する。
その結果、人間関係を構築する能力、特に誰とでもうまくやる能力が低下しているのだと思います。
ただ、そんな中でも上手に人と付き合える人もいる。
時代のせいにするのではなくて、僕ら教員が彼らにしてあげられること、伝えられることを考えて教育していかないとなと思います。