各地で教員採用試験の倍率が発表されています。
どの自治体も倍率は今年も降下傾向のようで、僕が所属する神戸市の小学校の倍率もまた下がりました。
全国の倍率を見ていくと、中にはもう1倍を切る寸前の自治体も多くありました。
まだ1倍を切ってないからいいよね、ではなくて
教員採用試験はいろんな自治体を併願する方もたくさんいらっしゃるので
多くの合格を出したところでこういった自治体は来年度も教員が不足することが目に見えています。
教育委員会のとりあえずの策として、中学校数学で受かっているにもかかわらず小学校に配属になってしまうといったケースが僕の友人でありました。
まぁそれをしたところで教員が足りなくなるのは目に見えているでしょう。
この教員不足の最大の原因は、やはり忙しすぎ問題でしょう。
まぁそれ以外にも、保護者対応の辛さとか、一般の会社でもあるような職員室内で人間関係を築けずに辞めていく方とかもいらっしゃるんだとは思いますが
一番はやはり働き方でしょう。
教員の平均残業時間もなかなか減らず、各自治体が試行錯誤している所だと思います。
さてさて、僕が今回言いたいのは、「教員の仕事って多いよね」という事ではなくて、
多くの先生方にとって「残業することが当たり前」になってしまっているという事です。
「平均残業時間が減らない」とさっきほど書きましたが、もちろんなかなか部活動がなくならなかったり保護者対応が遅くまで続いてしまったりといった現状もあるとは思うのですが
どうやら早く帰れる日も帰らない先生方も多いようで。
僕は社会人になって2年目で、まだ「先生の働き方」というのが体に染み込んでいないのか
早く帰れる日に1分1秒でも残業すると「うわぁ、時間過ぎてしまったなぁ」という感情が湧いてきます。
なんなら、16時55分00秒になった瞬間タイムカードを切りたいです。
しかし、その時間に帰る先生と言うのは1日に5人いたら多い方で、ほとんどの人が時間外まで働いています。
実際に、時間内に仕事を終わらせていないだけなのか、時間内に終わる量の仕事ではないのか、その辺りを実際に先生方に聞きまわっているわけではないのですが。
とはいえ、仕事が多すぎるとか部活があるとかは仕方ないですが、早く帰れる日は僕は早く帰るべきだと思います。
それこそ、教員の平均残業時間という目に見える実績をどんどん良くしていけば
「あ、先生の働き方も変わっていってるんやな」
と教員を目指す人も少しは増えるかもしれません。
根本的に仕事を減らすのは僕ら平の教員にはなかなかすることができませんが
早く帰れる日は早く帰る、何なら1時間でも有給を使って早く帰るといった
誰でもできるような改革は、教員全員がするべきではないでしょうか?