勤務校で、「アクティブラーニング」といいながら『学び合い』をしています。
もちろん、万振りの『学び合い』ではなく、
最初にちょっと説明して、真ん中の時間を生徒に任せて最後に小テストをする
といった形の『学び合い』です。
やってみると、やっぱり生徒は最初黙々と自分の課題に取り組みます。
そのまま時間が過ぎ去って授業終了、なんてことも普通です。
そんな中、きょうはあるクラスの生徒が、苦手な生徒に話しかけます。
それを見た2人ぐらいがまた寄っていきます。
その光景を見ていた周りの生徒は「あ、あれでいいんだ」と気づき初めて、やがてどんどんその輪が広がっていきました。
3回目の授業にしてやっと『学び合い』が軌道に乗ってきたなという感じがしています。
人間の行動の多くは、「周りの人がやっているから」という理由です。
今回の出来事は、その象徴だなと思いながら見ていました。
欲を言えばまだまだこうなってほしいというきぼうはありますが、
とりあえず『学び合い』をするにあたって第一歩を踏み出したという感じです。
何でこんな授業をするのか、彼らの将来の社会はどうなっていくのか
そんなことを語る土壌ができてきました。
焦らず、ゆっくりと話をしていこう。