今日は、書籍『7つの習慣』における3つ目の習慣
「最優先事項を優先する」
についてです。
物事には
①緊急だし重要な事
②緊急ではないけど重要な事
③緊急だけど重要ではない事
④緊急でも重要でもない事
の4種類があります。
それぞれ具体例をあげると
①重要な会議、自然災害、大事な人の急病
②人間関係、仕事や勉強の計画
③営業の電話、急な来客
④テレビやゲーム、暇な時間
ってかんじですかね。
今回のテーマである「最優先事項」はこの①~④のうちどれだと思いますか?
まず、皆さんんの頭の中で順位をつけてみてください。
一番下位に来るのは言うまでもなく④ですよね。
自分の趣味やフリーな時間は人生を充実させるためには大切な事かもしれませんが、優先すべきことではありませんよね。
その次に来るのが③です。
急な来客や電話は、今対応しないといけないものですが、「重要でないもの」に分類されている事柄です。
逆に、「○時間以内タイムセール!」という広告にいちいち反応していたら無駄な出費が増えてしまいます。
こういった事に反応しないというのも上手に生きるコツなんですね。
さて、残り2つのうちどちらを優先すべきなのでしょうか?
本書では、①より②の方が優先すべきだとしています。
例えばですが、
「明日のテストヤバいから勉強しないと!!」
「もうすぐあの人とデートできるからダイエットしないと!!」
「資料の締め切りが明日だから急いで完成させないと!!」
というのはそれぞれ①に分類されるものだと思います。
しかし、普段からちゃんと勉強しておけば焦って勉強する必要はないし、普段から健康に気を遣っておけば特別ダイエットも必要ないわけだし、余裕をもって資料を作っておけば締め切りギリギリに提出しないといけない事もない訳です。
つまり、①に含まれているものの多くは元々②だったという事です。
自然災害とか大切な人の急病とかはいきなり①に入ってくるものなので例外ですが。
どういうことを言いたいかと言うと、②を最優先して余裕を持って行動することによって、①になる前に終わらせることが大切ですよという事です。
上記の事を意識しながら、自分にとって今何をすることが大切なのか、何はしなくていいものなのか、自分の中でしっかりと分類して、やる事に順位をつけていきましょう。
その上でこの「最優先事項を優先する」事ができれば、時間的にも精神的に余裕が出てきます。
すると、自分以外のものにいちいち反応しなくてもいいため1つ目の習慣である「主体的である」ができますし
これに、2つ目の習慣である「終わりを思い描くことから始める」をセットで実践すれば、
この本の一番下位の目標である「自立」を達成することができます。
ここまでできれば、次は「win-winを考える」に進むことができます。
これ以降の習慣は、自分だけでなく他者の幸せも考える「相互依存」という段階に入るためのステップです。
その前に、まずは
1つ目の習慣:主体的である
2つ目の習慣:終わりを思い描くことから始める
3つ目の習慣:最優先事項を優先する
をマスターして、ぜひ「自立」を目指してみてください。