Youtubeの広告で、漫画を題材にして商品の魅力を伝える系のものがありますよね?
脱毛とか、マウスウォッシュとか。
テレビCMでも、青汁やサプリを飲んでいるという爺さん婆さんが「私の元気の源はこれです!」とその商品の魅力を伝えるようなものをよく見ます。
でも、それだけいいものならなぜ病院で処方されないのでしょうか?
マウスウォッシュにしても、青汁にしても歯医者や内科で処方されてもよさそうですよね?
それは結局、医学的な観点からみるとサプリメントやマウスウォッシュでの健康保持増進が適しているものではなくて、根本治療をしようと思ったら生活習慣を改善するとかそういったアプローチが一番適しているからという他なりません。
自ら考えることができず、インスピレーションだけで「この商品はよさそうだ!」と商品を買ってしまう人は一生損し続けます。
世の中って、すでに自分で情報を取りに行く時代になっていますよね。
一昔前まではインターネットなんて発達していなくて、自分が得る情報はテレビや新聞などの報道機関が出してくる情報を受動的に受け取るだけでした。
しかし現代はインターネットが発達し、自分が欲しい情報はGoogleの検索バーに入れてボタンをクリックすれば情報は腐るほど出てきます。
気になるラーメン屋とかも、インスタで「#麵屋○○」って検索すれば、写真が大量に出てきます。
情報は、受け取るものから取りに行くものに変わっています。
ここで大切なのは、情報は「腐るほど」出てくるという点です。
その中にはもちろん正しい情報もあれば、間違った情報、意図的に作られたデマも出てきます。
その中から、自分で正しい情報を取捨選択しなければいけないんです。
それができなければ、青汁を飲んで満面の笑みをしてくる爺さんにだまされますし、マウスウォッシュを使うだけで人生がバラ色になる漫画にだまされてしまいます。
それらに効果がないとは言いません。
でも、その爺さんが本当に青汁だけで健康を保っているのか、マウスウォッシュを使うだけで本当にいきなりモテだすのか、そのあたりを自分で考えなければ人生損し続けます。
自分はは、そんな事を子どもに伝えられているのか?
自ら学ぶ時代にも関わらず、まだ教師が学習者に知識を伝えるだけの受動的な教育になっていないか?
自分で学ぶための有効なツールであるタブレットの使用方法を教師が制限してしまうことによって、結局はタブレットが受動的なツールになってしまっていないか?
そんなことを考えながら、授業をデザインしています。