キングコング西野さんの『ゴミ人間』を読んでの話です。
西野さんは、『えんとつ町のプペル』という絵本を出すにあたってそれまでほとんどやられていなかったことをたくさんしていました。
クラウドファンディング、絵本を分業で書くこと、絵本を無料でネット公開する事。
「人のお金を使って、人を働かせるなんて・・・!」という批判をはじめ、最初は西野さんは多くの攻撃を受けました。
そもそも絵本を書くことにだって、芸人としてひな壇に立つことをやめる事にだって、批判の声は殺到しました。
「自分のやりたいことをやって何が悪いんだ」
そう思ったそうです。
しかし西野さんには勝算がありました。
クラウドファンディング、絵本を分業で書くこと、絵本の無料でのネット公開。
全てに勝算があって始めた西野さんの活動は、西野さんの思惑通り成功してきました。
もちろん、すべてが成功してきたという事でもないそうですが。
成功してきたことはほんの見える部分だけで、多くの作業は全く成果無しで終わってしまった層です。
それでもやり続け、成功したときには当時西野さんを批判していた人は手のひらを反して絵本を買ってくれたそうです。
西野さんを批判していた人々はなぜ急に手のひらを返したのか。
それは、結果が出たからだと思います。
多くの人は変化することを嫌います。
失敗するかもしれない事を嫌います。
日本人なんか特にそうですよね。
しかし、「変わってほしくない」という声を聴き続けて、やがてつぶれてしまった人やお店も少なくありません。
西野さんはお客さんを、「顧客:サービスを買ってくれる人」「ファン:サービス提供者を応援してくれる人」「ファンだった人:サービス提供者を私物化する人」の3つに区分しました。
つまり、「変わってほしくない」と批判し続ける人は「ファンだった人」であり、一緒にいることができないと判断しました。
そうしないと、この流れが速い時代の中で時代に乗り遅れてしまいます。
しかし、結果を出すことでそんな「ファンだった人」の中で「ファン」に戻ってきてくれる人もいます。
やっぱり大事なのは結果なんやな。
僕も教育の世界で生き続けていくために、結果を残していかないといけないなと思います。
今でいえば『学び合い』を実践している訳ですが、まぁ批判が多い事。
ただ、そうやって批判する方々には「変わりたくない人」が大勢いるんだと思います。
今までやってきたことを続ける方が楽やし、変えてしまうという事は今までの自分を捨ててしまう、否定してしまうという事にもなりかねない。
仕方がない事だと思います。
それなら、そんな人が不安にならない結果を僕らが残せばいい。
幸いにも、『学び合い』実践者の仲間は全国にたくさんいらっしゃいます。
そんな方々と一緒に抜群の結果を出し、発信し続けることで、やがて時代を変えていけたらいいなと思います。