明日の自分へ

高校教員です。朝か夕方に、ほぼ毎日なにか書きます。

全部を大事にすることは何も大事にしていないのと同じ

力の入れどこって大事ですよね。

 

 

野球のバッティングでも、バットにボールが当たる瞬間だけ力を入れるってのが一つのコツで、構えているときから振り終わりまでずっと力が入っていると逆にバットがスムーズに振れないんです。

 

 

ラソンでも、42.195kmを走り切らないといけないのに、ずっと全力で走ってしまえば完走すらできない事は目に見えてますよね。

 

 

 

 

こういったことって、スポーツに限らずスポーツだって一緒だと思うんです。

 

 

全ての仕事を全力でできる人って素敵ではあると思うのですが、野球のバッティングと一緒で力を入れるところが多ければ多いほど、本当に力を入れなければいけない場面で全力を出し切る事ができなくなってしまいます。

 

 

 

 

教育において、どこに力を入れるかってなかなか難しいですよね。

 

 

教科教育に力を入れることはもちろんですが、それ以外にも学級経営があったり、部活動があったり、生徒指導があったり、お金の管理なんてものもあります。

 

 

人を相手にしている仕事なので手をなかなか手を抜くところが見つけにくいのですが、お金の管理なんてものは絶対に失敗するわけにはいきません。

 

 

そんな中でも仕事のできる人は手を抜けるところは上手に手を抜いて、生徒に向けて最高のパフォーマンスをします。

 

 

 

 

力を入れるところ、手を抜くところ上手に見分けるために大事なのは、自分の中で何を大事にしているのかを明確にすることだと思います。

 

 

教育観だったり、自分の信念であったり、自分の人生観であったり。

 

 

全部が大事なんですが、全部を大事にすることは何も大事にしていないのと同じです。

 

 

書籍『7つの習慣』にも書かれているのですが、自分の中で優先事項を決め、力を入れる所、上手にサボるところを調節して、いい教育をしていきたいですね。