明日の自分へ

高校教員です。朝か夕方に、ほぼ毎日なにか書きます。

割引券になるからって投票率は上がるのか?

投票率を上げようとか、マイナンバーカードを普及させようとか、そういった目的があるのは分かるのですが、方法として投票権をを持っている人が飲食店の割引を受けられるようにするとか、マイナポイントをつける事であったりとかという政策が目立ちます。




それってなんか違うなぁと思うんですよね。





「投票したらお得なことがあるよ」って言ってもそんなに投票率は上がるとは思えません。




「アンケートに答えてくれたらアマゾンのギフト券あげるよ」って、ケータイで手軽にできるアンケートですらめんどくさくてやる人少ないんですから。







マイナンバーカードについても、マイナンバーカード自体に国民が得感を感じていない事が問題だと思います。




身分証明も運転免許証でできますし、保険証の代わりになるって言われても、別に保険証あるからいいやんってなりますよね。




今後、保険証だけじゃなくて、お薬手帳とか診察券とかもマイナンバーカードで一括で管理できるようになるみたいですが、そこまでなれば国民も得感を感じて作る人が増えるんじゃないかなと思います。





僕がここで言いたいのは、投票に行くとかマイナンバーを作ってほしいとかに対して、ポイントをつけるとか、割引券になるとか、そんな短期的な得とくっつけて考えるのは違うんじゃないかということです。




「割引券になるから投票に行きませんか?」でいいんでしょうか?




投票は行った方がいいもの、行くべきものって事はSNSで叫ばれてたりとかで、国民の多くがもう分かってる事だと思うんです。




その上で行かない人が多いというのは、行かないというより“行けない”人が多いという風にも考えられるのではないでしょうか?




そうじゃなくて、マイナンバーカードとかブロックチェーンとか使って不正できないようにして、オンラインで投票できるようになったらいいのになと思います。




投票が手軽なものになって、適当に投票する人が増える恐れもあるかもしれませんが、それでも投票しないよりはましなはずです。




今の高齢者層の人から支持がある人にとっては、そうなると不利になる恐れがある、、、という側面ももしかしたらあるのかな???






ともあれ、本当に大切なものに対して、割引とかポイントとか、短期的な得に訴えるんじゃなくて、システムを整えるとか、マイナンバーカード自体の価値を高めたりとかの方が大切なんじゃないかなと思いました。





教育も、目の前で起こっている問題だけを解決しようとするのではなくて、もって長期的に、子どもの将来の事を考えて教育したいものです。