明日の自分へ

高校教員です。朝か夕方に、ほぼ毎日なにか書きます。

いつ終わりが来てもいいように

昨年の年度末、志村けんさんが新型コロナウイルスによってお亡くなりになりました。



僕自身はそこまで志村さんの番組を見ていたわけでは無かったので、「そっかー、有名な人が亡くなってしまったんだ。」ぐらいの感覚でした。



志村さんが亡くなった時のニュースでは、いろんな人の志村さんの死を悲しむ声がありました。



僕とつながってる人のSNSも、志村さん関連の投稿でほとんど埋め尽くされていました。





その時僕は、もし自分が今死んでしまった時、こんなに多くの人が悲しんでくれるかなと考えていました。



もちろん志村さんは日本を代表するコメディアンなので、そもそもの日本の中での認知度が飛びぬけていたということもあります。



しかし、それ以上に志村さんは多くの人の心を救ってきたり、楽しませてきました。



だから、志村さんが亡くなった時にあぁやってたくさんの方が弔ったのだと思います。





僕が高校生の時、野球部の監督が夏の大会前になるといつもこんなことを言っていたのを覚えています。



「全国の学校で、負けないで終われる学校は1校だけ。それ以外の学校は負けを経験する。その負けたときに、あの時あぁしていればとか思ってももう遅い。負けてしまった時に後悔の無いように戦いなさい。」



ちょっとでも長くこのメンバーで野球ができるようにとかそういったフレーズはよく聞くのですが、



“負けたときに後悔の無いように”



というフレーズは僕にとって新鮮で衝撃的なフレーズだったため、今でも僕の心に深く残っています。





これって、自分の死に対しても同じことが言えるんじゃないかなと思います。



自分が明日死ぬなんて思ってないし、想像もできないけど、実際人生なんていつ終わりが来るか分かりません。



急に終わりが来た時に、「あの時あぁしていれば」とか「もっとこういうことがしたかった」とかあの世で思ってももう遅いわけです。



そもそも僕はあの世という存在すら信じていないですがそこは置いておいて・・・





いつ終わりが来ても後悔が無いように、毎日を自分のやるべきことをやって、本気で生きてきたからこそ志村さんの死はたくさんの人の心を動かしたのだと思います。



自分もいつ終わりが来てもいいように、毎日を大切に生きよう。