明日の自分へ

高校教員です。朝か夕方に、ほぼ毎日なにか書きます。

銭湯の浴槽でごしごし顔を洗うおっちゃんから学んだこと

今日は悪天候で部活動の練習試合がなくなったため1日フリーに。

 

 

練習試合の実施判定で朝6時前には起きているので、余裕のある休日の朝になりました。

 

 

ふと「最近銭湯行ってないな・・・」という思考が頭によぎったので、朝イチで銭湯に行きました。

 

 

大学院時代に友人が、

 

 

サウナ→水風呂→外気欲

 

 

をするとタイムリープができるよと教えてもらっていたので、今日もこのコースにしようと思っていました。

 

 

まず1週目、サウナに10分入ってそこから水風呂に行って・・・と順調に流れていたのですが、そこの水風呂でおっちゃんが顔をごしごし洗っていたんです。

 

 

いやぁ・・・気持ちはわからんでもないんやけどやるなら浴槽の外でやってくれ・・・。

 

 

と本人にも言えるわけはなく、それ以降僕は水風呂に入れず、サウナもここで終了となりました。

 

 

おっちゃんめ・・・と思っていた僕ですが、おっちゃんは僕がこんな感情になっている事なんてもちろん気付いていません。

 

 

きっちあのおっちゃんは何の悪気もなく、やっていることが誰かに不快感を与えているとは知らずにやっているんでしょうね。

 

 

 

きっと、学校の中でもこんなことがたくさん起こっているんだと思います。

 

 

休み時間に早い者勝ちだと体育館を占領して下級生がしぶしぶ体育館の隅っこで遊んでいること、給食の時間内に食べきれていなくて食器を返す先生や調理員さんに迷惑をかけているにもかかわらずゆっくりと食べている子。

 

 

彼らはきっと、それが悪いことだと分かっていない。

 

 

分かっているパターンももちろんあるともいますが、分かっていないにもかかわらず一方的にその子を注意してしまうと、その子はきっとなんで怒られているのか分からない状態になってしまうんだろうな、、、。

 

 

その行動は誰かに迷惑をかけているということ、その行動をどのような行動にすれば迷惑をかけないかという事、どのようにすれば自分にも相手にも気持ちのいい生活ができるのかということ。

 

 

きっとそれは先生が教えるものではなくて、彼らが自ら実感して学ばないと自分のものにならない。

 

 

僕らの仕事は教える事じゃなくて学んでもらう事。

 

 

だから、その場で制御するだけの教育ではなく、粘り強く彼らが自分の中で意味を理解したうえで行動できるような教育をしよう。

 

 

 

 

と、水風呂のおっちゃんを見ながらかんがえました。

 

 

ありがとう、水風呂のおっちゃん。

 

 

いや、ありがとうではないか、、、。