『おきざりにしたリグレットを拾いに。あの日のきみへと、もう一度』という小説を読みました。
リグレットとは、後悔とか心残りとかそういう意味です。
文化祭でバンドを組んでいたメンバーの中の1人が病気で亡くなり、彼の遺書によって残りのメンバーが葬儀に呼ばれます。その後、居酒屋で話をしていた彼らは大地震に見舞われてしまいます。それをきっかけに彼らが後悔していた過去にタイムスリップして・・・
といった感じの小説です。
僕は、彼らの後悔やその後悔に対する思いを感じながら、自分自身の心残りについて考えていました。
でも、後悔してる事って意外と無いんやなと思いました。
もちろん、ゼロというわけではありませんし、人並に「あの時あぁしていれば・・・」的なことを思ったりもします。
でも、その時僕が取った行動というのは、その時の僕にとっては精一杯の行動をしていると思うんです。その時の僕にとって、その行動をした時の未来なんて見えないんですから。
結果論で考えると「なんであんなことしたんやろ」と思うことがあるのは当然の事です。
後悔が無いように生きているということもあります。
そのコツとしてはやはり「自分らしく生きる」という所になるのですが、その自分らしさを自分自身が誇れているかという所は非常に大きな所だと思います。
自尊感情というのでしょうか?
かといって自分自身に満足しているわけではありませんし、常に自分自身をアップデートしていく必要があると思っていますが、自分自身の生き方にや自分らしさに関しては僕は誇りを持っています。
そんな自分自身が選んだ道なんだから、どういう結果になろうがそれがベストだったんです。
そして、その結果からまた自分自身をアップデートしていけばいい。
この小説を読んで、自分の心残りや後悔について、考え直すきっかけになりました。
心残りや後悔を残さないためにも、これからも自分らしく生きよう。