弱いつながりは創造性を強くするってご存じですか?
そもそも創造性とは言うまでもなく新しい何かを生み出す事で、そのために必要なのは0から何かを生む力ではなく、今まで無かったものを組み合わせる力です。そもそも人間はゼロから何かを生み出すことはできません。よって、既存にあるもので新しい組み合わせを構築する事が創造するという事になります。
最近はカフェオレとカレーの組み合わせとかもあるそうですが、、、。
次に、弱い繋がりについてです。
これはマークグラノヴェッターさんが提唱したもので、弱いつながりとは名刺を交換してメールをするぐらいのいわば“知り合い”ぐらいの関係で、強いつながりとは俗にいう親友とかそういった繋がりの事を言います。
この弱いつながりをたくさん持っている人のの方が創造性は生みやすいそうです。
その理由は2つあります。
1つめは、弱い繋がりは情報が重複する事が少ないからです。相手が親密になればなるほど相手が持っている情報を自分が持っている可能性がありますよね。結果、新しい組み合わせができにくいんです。
2つめは、弱いネットワークは簡単に作る事ができます。強いつながりは時間をこそできるんですが、弱いネットワークは名刺やメールを交換するだけで構築することができるのでどんどん作ることができます。
最近は、クリエイティビティとかイノベーションとかそういった言葉が多く出てきますが、これからの時代を生き残るためにはこの創造性は武器の1つとして威力を発揮するものだと思います。
そして、現代は創造性を生み出すための弱いつながりは非常に構築しやすい環境だと言えると思います。その理由はもちろんSNSの普及です。
Facebook、インスタ、Twitter等のSNSがありますが、これらのSNSはボタンを1回押すだけでとりあえず繋がっておくことができます。必要に応じてそのとりあえず繋がっている人と連絡を取って、効果的でありそうならば連絡をそこから密に取ることだってできます。
なんと効率のいい世の中でしょう。
それを活用しているのがN高です、N高には2万人を誇る生徒数がいるそうですが、その中から自分の趣味に合った人と簡単に繋がることができるし、逆にそういった人を募集すれば人が簡単に集まってくるでしょう。
N高は新しい事に常にチャレンジしていますが、つながりを簡単に作ることができるという点でも創造性を発揮しやすい環境と言えますよね。
今日のブログは、入山章栄さんの『ビジネススクールでは学べない世界最先端の経営学』を基に書きました。