スマホは近くにあるだけで強烈な威力を発揮する

スマホ脳という書籍を読んでいます。

 

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スマホ脳 (新潮新書) アンデシュ・ハンセン https://www.amazon.co.jp/dp/4106108828/ref=cm_sw_r_tw_dp_YCXJY8JT29EFH336TD98

 

 

この本は、人間の脳の仕組みを解説しながら、スマホが人間にどのような影響を及ぼしているのかを教えてくれる本です。

 

 

印象的だったのは、「スマホを無視する事にも集中力を使っている」という事です。

 

スマホを教室の中にもって入った人と、教室にスマホを持って入らなかった人とで試験の結果を比べてみると、教室の中にスマホを持って入らなかった人の方が試験の結果が良かったそうです。

 

また、初対面の人と10分間話をしてもらう実験で、机の上にスマホを置く(見てはいけない)人と、カバンの中にしまっておくグループとで比べてみると、机の上にスマホを置いていたグループは、「楽しくなかった」と答える人の割合が多かったそうです。

 

 

私たちにとってスマホは見ていないにも関わらず持っているだけで強烈な影響をもたらしています。

 

 

その原因として働いているのは「ドーパミン」という物質です。

 

これは、人間の「~かもしれない」という欲望をもたらす物質で、簡単に言えばこれが分泌すればするほど人間は期待しているという事です。そして人間はその期待が大好きだそうです。

 

マウスがスイッチを押すと餌が出るといった簡単な装置での実験があったそうなのです。その実験では1つのスイッチは押すと絶対に餌が出るもの、もう一つは押すと半分ぐらいの確率で餌がでるものでした。

 

比較すると、半分ぐらいの確率のものの方が高い興味を示したそうです。

 

つまり、絶対に何かをかなえてくれるものよりも、叶える可能性があるもの、つまり期待できるものの方が魅力的だという事です。

 

 

 

ギャンブルなんかはわかりやすいですよね。

 

「今回は外れたけど、次は当たって元を取り戻せるかもしれないからあと1回だけやろう」

 

そんなドーパミンに忠実な人はギャンブル依存へまっしぐらです。

 

 

 

スマホもまさにドーパミンが分泌しやすいように作られていて、例えば

 

・好きな子からLINEが来るかもしれない

・あの人からFacebookでいいねがもらえるかもしれない

・スクロールすれば面白い動画が見つかるかもしれない

・インスタで友達が面白い投稿をしているかもしれない

 

そんなドーパミン分泌機器であるスマホを近くにおいていれば、何か作業をしていても

 

メッセージの通知が来る→スマホを手に取る→メッセージを返す→SNSの通知に気付く→ついでに見る→気になる商品のAmazonのリンクを見つける→Amazonを見る→・・・

 

矢印で表していますが、この間にも別の通知がたくさん入っていてそれも気になってしまっています。気付けば最初にやっていた作業のことなんて頭から消えてしまっています。

 

そうやって人間は10分に1回、1日2600回もスマホをいじっているそうです。あぁ、恐ろしい・・・

 

 

 

スマホは人間のドーパミンを強烈に分泌させるもので、近くにあるだけで強烈な威力を発揮しています。

 

だから、作業をするときはスマホの電源を切るとか、別の部屋に置いておくとか、カバンの奥にしまってしまうとか、いじるのにハードルが必要な状態にしておく必要ことがおススメです。

 

 

 

器用な人は、そんなスマホ依存を逆に利用するという事もできるんでしょうが、僕はそんなことはできないので、まずは勉強部屋にスマホを持ち込まない事から始めてみます。